芸能事務所「オスカープロモーション」に所属する俳優やモデルの若手男性33人で構成された「男劇団 青山表参道X」の第2回公演「ENDLESS REPEATERS -エンドレスリピーターズ-」が、7月20~28日に品川プリンスホテルクラブeX(東京都港区)で上演される。3チームに分かれて同じ演目を演じる今作について、「仮面ライダーゴースト」主演の西銘駿さんや「仮面ライダーエグゼイド」主演の飯島寛騎さん、塩野瑛久さん、長田翔恩さんのキャスト4人が、意気込みや見どころを語った。
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――第1回公演の手応えは?
飯島さん ちょうど1年前に劇団として旗揚げ公演をやらせていただいて、意外と良かったという声が多かったんです。
塩野さん 1回目の公演は手応えがありましたね。分かりやすく、見やすい作品だったので、初めて舞台を見たという人にもすんなり見ていただけるような公演で、“王道”で面白かったと言ってもらえました。
西銘さん 第1回は30人全体で一緒にお芝居をしたので、迫力というか、個性豊かなメンバーがこの劇団にたくさんいるというのを見せられたんじゃないかなと思います。見やすくて分かりやすい作品で、自分自身が演じていてもすごく気持ち良かったので、手応えはありました。
長田さん 1回目の公演は劇団の初舞台だったので、紹介に近いといいますか、こんな劇団があるんだということを見せることができたと思います。
――今回、前回と違ってこういうところを見せたいという部分は?
飯島さん 来てくださる皆さんは去年と何が違うんだろうとか、どこが成長したんだろうと、期待で胸を膨らませているんじゃないかなと思うので、チーム全体でこだわっていきたいなと思います。今回、トリプルキャストで一公演一公演、ゲストも含めて毎回違うメンバーになるんですけど、いろいろと遊べる役だと思いますし、5人で謎解きをしていく話ですから、それぞれのキャラクターが遊び心満載で、アドリブとかも多く入れられるところが楽しみですね。ゲストがどうかき回してくれるのか、毎公演変わると思います。僕自身もアドリブへの対応力もついてきて、今の自分に何ができるんだろうと、自分でも楽しみです。
塩野さん 今回の公演は3チームあって、3チームともそれぞれ全然違うお芝居にしたいなと思っています。おのおのが誰にも負けたくないという気持ちでやると思いますので、それがいい方向に向かって、面白い作品になるんじゃないかな。3チームに分かれていることによって、誰かが自発的にアドリブだったり、自分なりの動きを見せたりしたときに、3チームそれぞれの色が出て、こんなにも見え方が違うのかという楽しみ方ができるのではないかと思います。
西銘さん 今回は1チームがゲストを含めて5人なので、話し合うことが多くなって、その分、お芝居の質が前回よりも上がるんじゃないか、と。一人一人のせりふ量も前回とは全然違いますし、しかも360度見られている舞台で、気が抜けない。アドリブのシーンもたくさんあるので、前回より大変ですけど、本当に質の高いものが3チーム、三つ分、出来上がるんじゃないかなと思います。プレッシャーもありますが、ワクワクしています。
長田さん 今回は厳選されたメンバーで、またトリプルキャストでやるので、それぞれのカラーがすごく出ると思うし、個々の舞台の間合いやコメディーのテンポ感がすごく大事になってくる。せりふの掛け合いの仕方などは去年の公演とは大幅に変わると思います。また、舞台が360度どの角度からもお客さんから見えるということなので、表情、動きだけでなく、背中でも演技しなくてはいけないという違いもあります。3チームあることによって、同じ役を3人の俳優が演じるので、異なるチームで別のものが見られますし、同じチームでもアドリブが入っているので違うものになり、何回見ても楽しめるのではないかと思います。
――今回の最大のライバルは?
飯島さん メンバー全員ですかね。僕は今回、ルビーチームなんですけど、特にチーム内は仲間でもあり、ライバルなのかな。協力もしますけど、他の人の演技が良かったら、僕ももっとこうしなくちゃという発見もあると思うので、自分でもどんどん発信していければと思います。
塩野さん ライバルは他の全員というのには変わりないんですけど、特に僕と同じ役は湯本(健一)君と立花(裕大)君で、他の人と同じ役を演じるのは初めてなので、それはちょっとドキドキ、ワクワク、負けたくないなというのはありますね。
西銘さん 僕も自分と同じ役、飯島君と定本(楓馬)君はやっぱり意識はするんですけど、結局は一つの作品なので、同じチーム5人での話し合いで変えていけたらなと思います。チーム5人で最高のものを届けられたらいいと思うので、ライバルという意識はあまりないですね。
長田 カッコよく言ったら、最大のライバルは自分。自分がどういった個性や色を出せるかですので、自分にプレッシャーをかける意味でも、自分が最大のライバルなのかな。
――ところで、同世代の俳優が注目されている現状についてどう思いますか。
飯島さん すごいなとは思いますね。自分も頑張らなきゃとも思います。でも、自分ができることは自分が一番分かっているから、自分のペースでやりたいし、あまり比べようとは思わない。もちろん、伸びたいというのはありますけど、結果的には作品一つ一つと向き合って、より良いものに仕上げられたらな、と。
塩野さん 僕は負けたくないという思いがある方です。この役はやりたかったというのがどうしても出てくるし、そこにいない自分、その年齢の役ができなかったということがどんどん増えてくる。もちろん出会いや運命ということはあるんですけど、出会いたかったなという瞬間があって、その悔しさをバネにしていきたいと思っています。
西銘さん 活躍されている方を見ると、刺激になりますし、やっぱりうらやましいなと思います。どうやってそこに近づこうかということは、ずっと考えています。あの人にあって自分にないもの、どうやったらあの舞台に立てるのかということを、日々考えていますし、だからこそ、楽しい。自分は自分らしく、いい刺激をもらいながら頑張っていきたいです。
長田さん 僕も、刺激になりますし、いい勉強になります。やっぱり悔しいんですよ。負けたくないという気持ちはもちろんあるので、燃えるんです。でも焦らず、なるようになるというか、自分の道があると思うので、今の自分にできることを最大限することが一番なんじゃないかと思います。
――今回の見どころとメッセージをお願いします。
飯島さん 今回の役は明るい役なんですけれど、僕の明るさは他のチームの2人とは違うし、そういう明るさをいい意味でお芝居に生かせたらなと思います。遊び心ある作品なので、愛を持って、しっかり遊んでいきたいと思います。
塩野さん 僕にとっては、前回の劇団旗揚げ公演以来の舞台なので、約1年ぶり。とっても楽しみです。僕に目が行ってしまうような芝居を心がけたいですね。
西銘さん 自分は自分らしく、周囲に惑わされないで、チームのことを信じて、こういう役だからこうしようとあまり決めすぎずに、5人で話し合って進めていきたいです。自分自身どうなるのか楽しみです。
長田さん 僕が入っているチームエメラルドが3チームの中で平均年齢が一番若いんです。だから、キャピキャピじゃないですけど、若さをパワーにして、他のチームにはできない元気の良さを出していきたいです。あと、僕の見どころとしては、舞台上でいつ英語や関西弁が出るのか、楽しみにしていてほしいです。
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キャスト(敬称略)/ルビー:飯島寛騎、栗山航、小沼将太、立花裕大▽サファイア:西銘駿、塩野瑛久、村上由歩、松本健太▽エメラルド:定本楓馬、中村嘉惟人、湯本健一、長田翔恩▽日替わりゲスト:水江建太、奥野壮、岩田知樹ほか。
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