ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
ふじたさんの人気マンガを女優の高畑充希さん、俳優の山崎賢人さんのダブル主演で実写化する映画「ヲタクに恋は難しい」(福田雄一監督)に女優の菜々緒さん、俳優の斎藤工さんが出演することが7月29日、分かった。菜々緒さんは、山崎さん演じる“重度のゲームヲタク”二藤宏嵩の会社の先輩であり、ある界隈で有名なコスプレーヤー・小柳花子、斎藤さんは、同じく会社の先輩で、顔が“激コワ”だが意外と面倒見がよく、花子の彼氏でもある樺倉太郎をそれぞれ演じる。映画が2020年2月7日に公開されることも発表された。
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「ヲタクに恋は難しい」は、マンガ、イラスト投稿サイト「pixiv」と一迅社の電子書籍サービス「comic POOL(コミックプール)」でふじたさんが連載中のマンガ。2018年4月にはアニメ化もされ、累計発行部数が約800万部を突破。アニメやマンガが大好きなことを隠している桃瀬成海(高畑さん)と、イケメンで仕事もできるが、重度のゲーム好きの二藤宏嵩(山崎さん)のオタク同士の不器用な恋愛模様が描かれている。映画では、“ヲタクの世界”を華やかに盛り上げる仕掛けとしてミュージカル演出があるという。
高畑さんらキャスト4人が原作コミックスの表紙のポーズを再現したビジュアルも公開された。同ビジュアルには、実際に撮影現場にも足を運んだ原作者のふじたさんも「表情やポージング、髪や服の色味も原作やファンの皆様へのリスペクトを私は感じました」と満足していたという。
山崎さんらキャスト、原作者のふじたさんのコメントは以下の通り。(原文のまま)
物も人もBLに変換して考えてしまう成海というキャラクターに親しむにつれて、何事も“どちらが受けでどちらが攻めか”、という目線で見るようになってしまって(笑い)。見える世界が広がった気がして、すごく楽しかったです。ヲタク文化とミュージカルは、どこか親和性というか、しっくりくる感じがありました。キャラクターがいつもちょっと異次元のことを妄想していたり、現実じゃないことを考えたりしているので、急に歌ったり踊ったりすることへの垣根が少し低い気がして。その世界の行き来も、とても楽しかったです。
福田組はとても久しぶりだったので、ソワソワしながら入りましたが、相変わらず明るい現場だなというのは印象変わらず、あとゆるいなと言うのも印象変わらずで(笑い)。ゆるいんですけど、なぜがすごく緊張感があるんです。だからこそ、たくさん面白いアイデアが出てくるんだろうなと思いましたし、「こんな感じだった!」と懐かしい気持ちにもなりました。出演者の方々が皆さん全力で面白いので、笑いをこらえるのに必死でした。こらえ疲れて、日々ヘトヘトでした(笑い)。
福田組は2度目ですが、正直怖かったです。ゲームヲタクの宏嵩は笑わないクールな役なんですけど、福田組に入ったらどうなるか分からない怖さとの戦いでした。出演者のみなさんがこれだけ面白いのに笑えないというのは地獄ですよね(笑い)。今年、この仕事を始めて10年目になるんですけど、ダンスに歌に、福田組で新しい扉を開かせていただいて、新しいジャンルに挑戦するということは本当に刺激的で楽しいことだと改めて実感しました。
ダンスと歌はほぼ初めてに近くて、最初に自分の練習の動画を見た福田さんから、「ダンサーとしての血が流れてない」と言われました(笑い)。撮影の時も緊張して振りも飛んでしまったこともあったんですが、何度か踊っていく中でダンサーズハイのような感覚になる瞬間がありました。体と音が自分の中でがっちり合う瞬間が気持ち良くて、とても新鮮な経験になりました。
原作を好きな方が、誰が実写にふさわしいキャストかっていうのを想像してSNSで公開していて「花子は菜々緒さんが良いんじゃないか」というのを見たことがあったんです。だからもし実写があったらお話をいただけたらうれしいなと思っていたんですけど、福田さんのチームでやらせていただくとなった時は本当にうれしかったですね。現場での福田さんのオーダーがめちゃくちゃで、でもそれが福田組ならではの空気感だなと思って楽しみました。
花子はコスプレイヤーで、劇中でも男装をするシーンがあったんですけど、どんどん自分が変わっていく工程や完成した自分を撮影する楽しみを味わって、新しい発見になりました。私ヲタクの方ってすごいと思っていて、自分の熱とか気持ちを注げるものってなかなか見つけられないと思うんですよ。命がけで好きなものを見つけられたりとか、ずっと好きでい続ける力がすごくて本当に尊敬しています。
お話をいただいた際に主役のお二方の名前を伺っていて、樺倉が僕でバランスは大丈夫かなと正直思いました。樺倉の色を自分の中に見出してくださったことがうれしかったです。ダンスについては最初の振り付け動画をいただいた時に気を失いそうになりました。作品を通しても軸になるようなシーンなのですてきだなと思ったのですけど、そこに追いつかない自分、そして同時に高畑さんの万能さを知りました。歌も芝居もダンスもどんな球でも打てる人だと思います。
音楽の要素はミュージカルに限らず映像作品にはとても重要なので、福田さんがこういったテイストでこの題材を映像にするのは全く不思議ではなかったです。福田さんの作品はまずビジョンが明確にあって、それと同時にそこにいる役者やシチュエーションといったものと、そこで初めて生まれる化学反応を切り取る天才だという事を感じました。
メインシーンのいくつかの撮影現場を見学させていただきましたが、監督をはじめキャストさんやスタッフさんがみんな真剣に、そして楽しそうに映画を作ってくださっているという印象を受けました。画面に映るすべてのもの、人、光、音が管理され調整され、たくさんの方がいいものを作るために力を注いでくださっているのを目にして感動を覚えました。ビジュアルもついに解禁となりましたが、すごいですね。二次元のものを三次元に落とし込むというのが難しいといわれるなか、これはかなり原作に寄せようと頑張ってくださったと言えるのではないでしょうか! 表情やポージング、髪や服の色味も原作やファンの皆様へのリスペクトを私は感じました。私もまだ完成作品は拝見できていないので、出来上がりを楽しみに続報を待ちたいと思います。
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2024年11月22日 12:00時点
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