桜井日奈子:34年ぶり「ヤヌスの鏡」で主題歌担当 歌は得意でないが「感情込めた」

桜井日奈子さんが主演を務める連続ドラマ「ヤヌスの鏡」の主題歌「花と毒薬」のジャケット写真
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桜井日奈子さんが主演を務める連続ドラマ「ヤヌスの鏡」の主題歌「花と毒薬」のジャケット写真

 女優の桜井日奈子さんが、34年ぶりにドラマ化され、主演を務める「ヤヌスの鏡」の主題歌を担当することが8月3日、明らかになった。桜井さんがドラマの主題歌を担当するのは初めてで、「初めて二重人格を演じた特別な作品で、まさか私が主題歌を歌わせていただけるなんて驚きでした。ユミの思いが詰まった歌詞とメロディーのおかげで、歌は得意ではないですが、感情を込めて気持ちよく歌うことができました。とても貴重な体験をさせていただきました」と話し「皆さまにドラマと共に楽しみにしていただけたらうれしいです」とメッセージを寄せている。

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 主題歌の「花と毒薬」は、インディーズロックバンド「MY FIRST STORY」のShoさんが担当。主人公・小沢裕美のもう一つの人格・不良少女のユミがさまざまなしがらみに縛られながら、それにあらがう心の叫びを表すようなハードなロックナンバーに仕上がっているという。ジャケット写真も公開された。

 「ヤヌスの鏡」は、1981~82年に「週刊セブンティーン」にて連載された宮脇明子さんの人気マンガで、1985年に杉浦幸さん主演でドラマ化された。厳格な家庭に育つ優等生の高校生・裕美が、ある時、厳しい祖母に閉じ込められた納戸の中で、鏡台を見つけたことをきっかけに“ユミ”という全く別の人格を持った不良少女に変貌してしまう……というストーリー。

 1985年にフジテレビでドラマ化され、「古代ローマの神ヤヌスは、物事の内と外を同時に見ることができたという。この物語は、ヤヌスにもう一つの心をのぞかれてしまった少女の壮大なロマンである。もし、あなたに、もう一つ顔があったら……」という来宮良子さんのナレーションや、椎名恵さんの主題歌「今夜はANGEL」など、1980年代に一世を風靡(ふうび)した「大映ドラマ」の代表作の一つとしても知られている。

 「ヤヌスの鏡」はフジテレビが運営する動画配信サービス「FOD」で8月16日深夜0時に配信開始予定。白洲迅さん、塩野瑛久さん、仁村紗和さん、森マリアさん、萩原聖人さん、国生さゆりさんらが出演する。

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