女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第112回が8月8日に放送され、平均視聴率は21.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。21.0%を記録して4話ぶりに20%の大台となった第111回からじわりと上昇した。
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8日の放送では、1996年度後期に放送された朝ドラ「ふたりっ子」でヒロインの少女時代、2008年度後期の朝ドラ「だんだん」でヒロインの一人である田島めぐみを演じた、三倉茉奈さんが登場し、話題となった。「なつぞら」にはこれまでにも過去の朝ドラヒロインが出演しており、三倉さんは9人目。
第112回では、農協の工場建設問題が無事解決する。なつ(広瀬さん)の育った環境を知った坂場(中川大志さん)は、なつが多くの人からの愛情を受けて育ったことを実感し、絵を生み出す力の源を知る。そして坂場はある思いをなつに打ち明ける。組合長の田辺(宇梶剛士さん)に呼ばれたなつが、入院している病院を訪れると、田辺からあるお願いをされる。その頃、雪月では、雪次郎(山田裕貴さん)が新たな菓子の開発に乗り出す……という展開だった。
「なつぞら」は、100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。戦後、北海道・十勝地方に移り住み、移民1世の柴田泰樹から開拓者精神を学んだなつは、高校卒業後に上京。当時「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽に手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく。
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