俳優のディーン・フジオカさんが8月19日、東京都内で行われた三谷幸喜さんが監督を務める最新映画「記憶にございません!」(9月13日公開)完成披露舞台あいさつに、三谷監督、主演の中井貴一さんらと共に出席した。三谷作品に初登場となったフジオカさんは「光栄でございます。中井さんを筆頭に皆さんと過ごした日々、1年たってぜいたくで自分にとって貴重は体験だった」としみじみと振り返った。
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三谷監督は「ディーン・フジオカさん面白いんですよ。言動とか楽しい。もう一回やってみたい」と再タッグを希望。「撮影の後半になるにつれて彼の面白さが……。子犬のような目というか、これなんだなって感じた。今回全部描けていないので、次の作品に反映されると思う。何年後になるかわからないですよ」とディーンさんの才能にほれぼれだった。
「記憶にございません!」は、三谷監督にとって8作目の映画。国民から嫌われ史上最低の支持率2.3%をたたき出した総理大臣・黒田啓介(中井さん)が、ある日市民から投げられた石が頭に命中し、記憶喪失になる……という政治をモチーフにしたコメディー。黒田役で主演を務めた中井さんは「猛暑の中、冷房がないところで撮影をしていた。汗が出てしまうので建物の中では水を飲まないでくださいと。熱中症にならない程度に潤していた」と過酷なロケを回想していた。
この日は草刈正雄さん、佐藤浩市さん、斉藤由貴さん、木村佳乃さん、吉田羊さんも登壇。舞台あいさつの前にはレッドカーペットイベントが行われた。
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