なつぞら：地元・十勝でファンフェス　応募殺到で倍率18倍　熱烈歓迎に広瀬すず「活力いただいた」

　放送も残り1カ月となったNHKの連続テレビ小説（朝ドラ）「なつぞら」のイベント「なつぞらファンフェスin十勝」が8月31日、北海道・十勝の幕別町百年記念ホールで行われた。ヒロイン・奥原なつを演じる広瀬すずさんをはじめ、山田裕貴さん、清原翔さん、渡辺麻友さん、伊原六花さんの5人が地元ファンの前に登場し、会場を沸かせた。

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　イベントは事前申込制で、日本全国から応募が殺到。当選倍率18倍を勝ち抜いたおよそ600人が来場し、会場には「なつ」「なっちゃん」などと役名が書かれたプラカードやうちわを持ったファンも多く、広瀬さんら5人は熱烈な歓迎を受けた。

　この日のドラマの再放送（午後0時45分～）を会場全員で観覧。出演者自ら“朝ドラ受け”するコーナーもあり、広瀬さんは「自分の作品を家族と見るのも苦手、できれば自分1人で見たい派」と本音をもらした。

　また、「たんぽぽ牛乳」を東京で売るため上京した夕見子（福地桃子さん）から、天陽（吉沢亮さん）が過労からの風邪をこじらせ入院していることを、なつ（広瀬さん）が聞かされるというシーンに加え、この日は雪次郎（山田さん）の息子、雪見が初登場。広瀬さんと山田さんは自分たちの子供を互いに褒め合いつつ、「自分の子供が1番だ」と“親バカ”ぶりを発揮する一幕もあった。

　その他、柴田泰樹を演じる草刈正雄さんをはじめ、吉沢さん、中川大志さん、“小なつ”こと粟野咲莉ちゃんから、会場にいる5人へのビデオメッセージが紹介され、過去の放送シーンを振り返りながらトークが繰り広げられた。

　広瀬すずさんはイベントを終え、「通算1カ月半ほど北海道ロケを行ったが、いつも北海道の皆さんは差し入れを用意してくださったり温かく迎えてくださり、北海道の皆さん無しではこの作品は成り立たなかった。今日もこうして北海道の皆さんと同じ時間を共有することができ、活力をいただいた気持ちです。最後まで『なつぞら』を愛していただけたらうれしいです」と地元ファンへの感謝を語った。

　イベントの模様は、NHK総合（北海道ローカル）で9月14日午前11時5分～同48分に放送。 全国放送はBSプレミアムで9月21日午前11時から（予定）。