今週シネマ:10月18、19日公開の映画 「マレフィセント2」「プリキュア」新作、「楽園」…話題作続々

映画「マレフィセント2」の場面写真 (C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
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映画「マレフィセント2」の場面写真 (C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。10月18日に米女優アンジェリーナ・ジョリーさん主演の映画「マレフィセント2」(ヨアヒム・ローニング監督)、綾野剛さん主演の映画「楽園」(瀬々敬久監督)が公開。10月19日に、人気アニメ「プリキュア」(ABC・テレビ朝日系)シリーズの第16弾「スター☆トゥインクルプリキュア」の劇場版アニメ「映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想(おも)いをこめて」(田中裕太監督)が公開される。

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 「マレフィセント2」は、前作「マレフィセント」(2014年)の数年後という設定。オーロラ姫(エル・ファニングさん)に求婚したフィリップ王子(ハリス・ディキンソンさん)の母イングリス王妃(ミシェル・ファイファーさん)とマレフィセント(ジョリーさん)の“悪女対決”が見られるほか、マレフィセントの出自が明かされる。

 前作で、マレフィセントから受けた真実の愛によって永遠の眠りから覚めたオーロラ姫は、今は妖精たちが暮らすムーア国の女王として暮らしている。そんなオーロラ姫にアルステッド国の王子フィリップが求婚。オーロラ姫は喜んで承諾する。フィリップとの結婚を内心では歓迎していないマレフィセントは、渋々ながら、アルステッド城で開かれる晩餐(ばんさん)会にオーロラ姫と向かう。ところが、妖精たちを目の敵にするイングリス王妃の挑発に乗り、怒りを爆発させてしまい……というストーリー。

 「楽園」は、「悪人」「怒り」などのベストセラー作家、吉田修一さんの「犯罪小説集」(角川文庫)から、「青田Y字路」と「万屋善次郎」を組み合わせ、瀬々監督が原作にはいない紡(つむぎ)を登場させ、時間経過を巧みに描き出した。夏祭りの日。偽ブランド品を売る母(黒沢あすかさん)と、手伝う息子の中村豪士(綾野さん)が男たちからいちゃもんをつけられる。そのいざこざを仲裁した藤木五郎(柄本明さん)は豪士を気にかけてくれていた。間もなく、近くのY字路で五郎の孫・愛華が失踪する事件が起こる。

 12年後。愛華とY字路で別れた親友の湯川紡(杉咲花さん)は、事件を抱えたまま成長し、ある夜、豪士と偶然出会う。一方、田中善次郎(佐藤浩市さん)は、Y字路に続く集落で、亡き妻の面影を追いながらひっそりと暮らしていた……という展開。

 「スター☆トゥインクルプリキュア」は、宇宙と星座が大好きな星奈ひかるがプリキュアに変身して、宇宙の支配をもくろむノットレイダーと戦う姿を描く。劇場版は、ひかるたちが、言葉は通じないが“うた”で気持ちが通じ合える不思議な生き物ユーマと出会うが、ユーマを狙う謎の宇宙人ハンターが現れる。「プリキュア」の魅力の一つに肉弾戦があり、今作もダイナミックなバトルシーンが見どころになっている。

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