池田エライザ:「左利き」に親近感も殴るのは「右手」 神尾楓珠は「うそ」の天才? 「左ききのエレン」でダブル主演

テレビ
連続ドラマ「左ききのエレン」でダブル主演を務める神尾楓珠さん(左)と池田エライザさん

 俳優の神尾楓珠さん、女優の池田エライザさんダブル主演の連続ドラマ「左ききのエレン」が、MBS・TBSの深夜の「ドラマイズム」枠で10月20日から放送スタートする。2人に、初共演の感想や役柄、天才についての考え方を聞いた。原作のファンだという池田さんは、演じるエレンとの共通点・左利きに大喜び。神尾さんは、自身の天才的な才能について「うそをつくのがうまいです」とちゃめっ気たっぷりに明かす。

 ドラマは、自らの才能の限界に苦しみながらも、いつか「何者か」になることを夢見る凡才デザイナー・朝倉光一(神尾さん)と、圧倒的な芸術的才能に恵まれながらも天才ゆえの苦悩と孤独を抱える画家の山岸エレン(池田さん)という相対する2人が、敗北や挫折を味わいながら、成長していく姿を描いていく青春群像劇だ。

 原作は、電子メディア「cakes(ケイクス)」で連載のかっぴーさんの同名マンガ。集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で、nifuni(にふに)さんの作画でリメーク版も連載されている。

 ◇初共演の印象は「お兄ちゃんにすごく似過ぎていて」…

 2人が一緒にいるシーンは、過去の回想シーンなど少ないが、初共演について「(神尾さんは)結構飄々(ひょうひょう)としているイメージですが、素直にお芝居を受けてくれているイメージで、やりやすかった」という池田さんに、神尾さんは「存在感もそうですが、(池田さんが)エレンとして立ってくれているので(素直にできた)」と笑う。

 神尾さんが池田さんとの共演に「緊張、めっちゃしました。嫌われそうと思いましたね」と明かすと、池田さんは「よく言われる。そういうイメージがあるんですかね」と困り顔。「(神尾さんは私の)お兄ちゃんにすごく似過ぎていて、たまに話が入ってこない(笑い)」といい、「親近感があって、お兄ちゃんがお芝居をしている変な感じがしますね。なのでそんなに気負いせず、年下という感じもしない」と印象を明かした。

 ◇「左利き」「名前が似てる」と親近感

 池田さんは、元々原作のファンだったといい「たまたま『エレン~』の連載が始まって、『左利きだ、一緒。名前も似ている』という親近感から読み始めた。(当時は)もっともっと自信が無かったんで、『やりたい』と思っているだけでした」というが、「読み進めていくにつれて、やりがいがある役なので、『他の人がやったら悔しいだろうな』」と、役への熱い思いを明かした。実際に演じることについては「年齢を重ねていけばいくほどエレンのことを理解していくんだとは思うんですが、今は結構敏感に(演技が)やれているので、今やれて幸せ」と笑顔を見せた。

 実際に左利きだと「作品によってはご迷惑をおかけすることもある。共演者が私の演技のせいで、左手で演じなきゃいけなくなったことも」と苦労もある。今回は「左利きで良かった」と喜びを爆発させる池田さん。「エレンが左手で光一を殴るシーンがあって、私は、殴るのは右なんです」と意外な事実を告白し、「だから、そこ(殴るシーン)だけドキドキしました」と、利き腕の違いの苦労を改めて実感した。

 ◇池田エライザ、神尾楓珠が思う天才とは…

 作品のテーマは「天才になれなかった全ての人へ」。池田さんに天才に打ちのめされた経験を聞くと「役者さんで天才って言われていても、努力していない天才はいない」。天才と凡人の違いは「お芝居の瞬発力、没入するスピードが違う。天才ってすぐに役に入れる」と羨望(せんぼう)のまなざし。自身は時間をかけて役に入り込み、なかなか抜けないといい、「いいなあ、羨ましいなって、指くわえてみてますよ。(直前まで)あんなにしゃべっていて、気持ちが途切れないのかな」と語った。

 「俺はカチンコが鳴って、スイッチが入るタイプです」という神尾さんは「俺はそっち(役に没入したままになる人)の方が天才だと思った」と、池田さんの意見を不思議そうに聞く。自身が才能に打ちのめされたことは「サッカーで感じた」といい、「サッカーはうまければ試合に出られる。練習しなくてもうまくて出ているやつがいて、(自分は練習で)頑張っているのに勝てないから『何だよ』と思ってました。腐ってましたね(笑い)」と明かした。

 ◇天才的にうまいのは「うそ」?

 自身の天才的才能について聞かれると、神尾さんは「うそをつくのがうまいです。」とニヤリ。現場でも「人のオーラが見える」という神尾さんの言葉を「みんな信じちゃった」(池田さん)といい、「真顔なら信じられやすい。俺は、心では笑っているんですが、表情に出ない」と語った。しかし、その特技は池田さんには「嫌われちゃうから」使っていないといい、「役者業に使える?」という質問にも「つながってるといいですね。あんまり意識してないですけれど」と笑った。

 一方、池田さんは、困りながらも「何でもかんでもやる集中力はすごく高いのかな。楽器にしろ絵にしろ歌にしろ、丸一日かけて、とか全然できちゃう」と明かし、「音楽で才能があると言っていただけることがあるんですが、親がミュージシャンだったので練習をしている(のが日常)。だからそれは努力だと思う」と自己分析した。「やり続けることは飽きないですね」という池田さんに、神尾さんは「俺は、いろんなことに挑戦することがすごいと思った。僕には冒険心が無いので」と感心した。

 天才と凡人という立場は真逆だが、「見ている方も十人十色、誰かが必ず寄り添ってくれる。心情が丁寧に描かれていたりするので、天才も、どんな方もまずは見ていただきたい」と熱く語る池田さん。神尾さんも「普段、人が心の中に抱えているものとか目をそらしているものを突きつけてくるシーンもあるので、それを見て、自分を見つめ直すきっかけになればいいなと思います」とアピールした。

 「左ききのエレン」の初回はMBSが10月20日深夜1時15分に放送。以降は毎週日曜深夜0時50分から放送。TBSは同22日から毎週火曜深夜1時28分放送。

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