女優の清原果耶さん(18)が、映画「宇宙でいちばんあかるい屋根」に主演することが1月30日、明らかになった。清原さんが映画作品で主演を務めるのは初めて。映画は、作家・野中ともそさんの同名小説が原作で、映画「デイアンドナイト」「新聞記者」などの藤井道人監督がメガホンをとる。今秋公開予定。
ウナギノボリ
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物語は、平穏でも悩みがある14歳の主人公・つばめ(清原さん)が、ある日、満天の星が輝く夜にド派手な身なりで底意地の悪い、あやしい老婆「星ばあ」と知り合う。お互いの心のどこかに開いた穴を埋め合うように距離を縮めていく2人だが、つばめにある事件が起きる。さらに、最後に明かされる「星ばあ」の正体とは……という内容。
実父と、血のつながりのない母との間に子供が産まれることで感じる疎外感、実母への思いを胸の内に抱えながら、幼なじみに抱く恋心、星ばあとの出会いから成長していく一夏のつばめの姿を、清原さんが表現する。
現場の雰囲気に突き動かされ続けた色濃い撮影でした。まだ完成したものを見ていないので、どうなっているのだろうとふつふつ考える日々ですが、撮影中に私自身がつばめちゃんからもらった希望や勇気が映画を見てくださる皆様にも伝わるといいなと思います。ぜひお楽しみにしていてください。
「デイアンドナイト」で素晴らしい演技を見せてくれた清原果耶さんと再び映画を撮れたこと、そして、清原さんの初主演映画を監督できたことをとても光栄に思っています。本作は、大人になった全ての人たちへささげる物語です。心温まる、すてきな映画ができました。ぜひ、お楽しみに!
最初に映画化のお話をいただいた時から長い長い時を経て、敬愛する藤井監督のもと、ついに撮影が始動したと聞いた時は胸が高鳴りました。同時にこの突拍子もない物語が本当に映像となりえるのか、わずかな不安がよぎったのも覚えています。けれどごく短いラッシュを見せていただいた瞬間に不安はきれいに拭われました。まっすぐなまなざしに揺れる感情が透けるような清原さんのたたずまいに、「ああ、つばめがいる!」と。そして星ばあも亨くんも両親も皆、画面からはみ出るくらいに彼らの人生を生きている! 驚きと感謝をもって、今は一観客として公開を心待ちにしているところです。4月に装いを新たに再文庫化される原作もお手にとっていただければ幸せです。
タイトルにひかれて手にした原作のページをめくった途端少女時代にタイムスリップしました。星空の下に連なる屋根、なくしたものを求める思いのイメージが躍り出し、時間をかけて藤井監督と企画を温めてまいりました。そして、清原果耶さんがその圧倒的な存在感で主人公つばめを生きてくれて、本作は誕生しました。どこか懐かしい、それでいてこれまでに見たことのない景色をお届けします。ご期待ください!
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