麒麟がくる:第9回視聴率15.0%と1.3ポイントアップ 帰蝶、孤独な信長に寄り添う… 菊丸の正体判明!

2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主演・長谷川博己さん
1 / 1
2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主演・長谷川博己さん

 俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第9回「信長の失敗」が3月15日に放送され、平均視聴率は15.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。前週第8回「同盟のゆくえ」の13.7%(同)から1.3ポイントアップした。

ウナギノボリ

 第9回「信長の失敗」は、輿(こし)入れしたものの祝言をすっぽかされた帰蝶(川口春奈さん)は、ようやく翌朝帰ってきた信長(染谷将太さん)と顔を合わせる。奇妙ないでたちだが、領民のことを思いやる姿、そして素直に前日の不在をわびる信長に興味を持つ。

 信長の婚儀に上機嫌な父・信秀(高橋克典さん)と母・土田御前(檀れいさん)だが、信長が持参した祝いの品を見て、激しく叱責する。父にも母にも愛されない孤独な信長の姿を見た帰蝶は、鉄砲の手ほどきを受けながら、自分も父がときどき大嫌いになる以外は好きだと言い、信長に寄り添う。一方、美濃の光秀(長谷川博己さん)は後の正妻となる熙子(木村文乃さん)との再会を果たしていた……。

 また同回では、お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史さん扮(ふん)する菊丸の正体が、竹千代(徳川家康)の実母・於大とその実兄・水野信元に仕える「忍び」であることが明らかにされた。

 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル脚本。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜け、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となる。

テレビ 最新記事