良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
女優の深田恭子さん主演の連続ドラマ「初めて恋をした日に読む話(はじこい)」(TBS系)の再放送が13日からスタートする。ドラマは深田さん演じる“しくじり鈍感アラサー女子”春見順子がタイプの異なる3人の男性から次々とアプローチされるラブコメディーで、2019年1月期に放送。ピンクの髪がトレードマークの“ゆりゆり”こと由利匡平を演じた横浜流星さんは、同役をきっかけに人気・知名度とも大きく飛躍させた。一般的に横浜さんを「ブレークさせた作品」として知られるが、放送当時よく言われていたのが「ジャンル=深キョン」という言葉。多少の皮肉は込められているとはいえ、その多くが「深田さんが主人公を演じてこそ、成立するドラマ」と感じていたのではないか。
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原作はマンガ誌「クッキー」(集英社)で連載中の持田あきさんの同名マンガ。深田さん演じる主人公の春見順子は、はなから“しくじり鈍感アラサー女子”とうたわれてはいるものの、鈍感の度がすぎるため、下手をすれば多くの視聴者に嫌われてしまう可能性もあった。
その点については「はじこい」の有賀聡プロデューサーも、当時「あんなにイケメンから猛アプローチされているのに気がつかない。『そんなわけないでしょう』っていうのが一般的な意見だと思う」と認めていた。
では、なぜそうならなかったのか? 要因として挙げられるのが深田さんが存在しているだけで生まれる「揺るぎない説得力」だ。
単純に、深田さん本人が鈍感だから順子のような役をやれているように思ってしまいそうだが、有賀プロデューサーは「それは違うと思います」と否定した上で、「ご本人は演技プランをきっちりと立てて、相当考えて、計算してやられている。ただ、そういった部分を表に見せない。そこにいるだけでキチンと、自然と『鈍感の人』になっている。そこの説得力は本当にすごい」と感心していた。
また有賀プロデューサーによると、深田さんが順子でなければ成り立たなかったシーンは山ほどあったという。第3話で永山絢斗さん演じる雅志からバックハグされるシーン、第4話で横浜さん扮(ふん)する匡平に寄り添われ、「先生、俺にもご褒美ください」と言われるシーンなどで、さすがにこれは「気づくでしょう」とツッコミを入れたくなるような場面でも許せてしまうのは、深田さんならではといったところか。
視聴者も思わず許容してしまう点について、有賀プロデューサーは「たぶん、深田さんが本来の意味での『アイドル(偶像)』に近いからだと思います」と推測。「どんなことがあっても本当に可愛らしく、居続けている。だから許せてしまう。これは何とも形容しがたい魅力ではあるのですが、ただそこの破壊力は抜群」とも語っていた。深田さんならではの“唯一性”を視聴者も認識し、かけがえのない魅力として感じているということだろう。
さらに、有賀プロデューサーは「そこにいるだけで圧倒的な信頼感が生まれる女優」と深田さんのことを評していたが、今回の再放送で「ジャンル=深キョン」という揺るぎなさを、改めて感じてもらえればと思う。
4月13~16日 午後11時56分~同日深夜0時55分
4月17日 深夜0時20分~同1時20分
4月20~23日 午後11時56分~同日深夜0時55分
4月24日 深夜0時20分~同1時20分
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