歌舞伎俳優の中村梅雀さんが主演を務める2時間ミステリードラマ「今野敏サスペンス　機捜235」（テレビ東京系）が4月24日午後7時57分から放送されることが4月15日、明らかになった。同ドラマは当初、4月27日に放送される予定だったが、24日に放送スタート予定だった田中圭さん主演の連続ドラマ「金曜8時のドラマ　らせんの迷宮 ～DNA科学捜査～」の開始が延期されたのを受け、24日放送に変更された。

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　「今野敏サスペンス　機捜235」は、今野敏さんの小説「機捜235」（光文社）が原作。定年間際の見当たり捜査官、縞長省一（中村さん）と、平岡祐太さん演じる警視庁第2機動捜査隊の若手隊員・高丸卓也のバディーが「覆面パトカー」（機捜235）に乗り込み、次々と事件の真相を暴く姿を描く。釈由美子さん、金井勇太さん、東根作寿英さん、山本未來さん、神保悟志さん、榎木孝明さんも出演する。

　高丸は、けがをした相棒の代わりに定年間際の縞長（梅雀さん）とバディーを組むことになり、がっかりしていた。ある日、機捜235に乗り込み街を巡回していた2人は、春日徹（吉岡睦雄さん）と富岡理香（階戸瑠李さん）が口論している現場に急行する。そこへ、理香の担当弁護士の榎本睦美（釈さん）も駆けつける。理香は上司だった春日をセクハラで訴えていた。

　春日を制服警官に引き渡した矢先、今度は渋谷の高架下で男の遺体が発見されたと通報が入る。指名手配犯の顔を記憶して逮捕する部署にいた縞長は遺体の顔を見て、常習窃盗で指名手配されている志田信夫（芦川誠さん）であると見抜く。その後、志田の自宅を家宅捜索すると、睦美の法律事務所に盗みに入った痕跡が見つかる。睦美に事情を聞くが、何も盗まれたものはないという。縞長はそんな睦美を複雑な思いで見つめていた。実は、縞長は20年前に強盗放火殺人事件を担当。睦美の義理の父・榎本雄一郎がその事件で被害に遭っていたのだった……というストーリー。