記憶捜査:北大路欣也主演ドラマがSPで復活 新キャストにSnow Man深澤辰哉

スペシャルドラマ「記憶捜査~新宿東署事件ファイル~」に出演する(左上から時計回りに)上白石萌音さん、北大路欣也さん、風間俊介さん、石黒賢さん、余貴美子さん、「Snow Man」の深澤辰哉さん(C)テレビ東京
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スペシャルドラマ「記憶捜査~新宿東署事件ファイル~」に出演する(左上から時計回りに)上白石萌音さん、北大路欣也さん、風間俊介さん、石黒賢さん、余貴美子さん、「Snow Man」の深澤辰哉さん(C)テレビ東京

 俳優の北大路欣也さん主演で、2019年1月期に放送された連続ドラマ記憶捜査~新宿東署事件ファイル~」(テレビ東京系)が、スペシャルドラマとして復活することが6月20日、明らかになった。北大路さん、風間俊介さん、上白石萌音さん、石黒賢さん、余貴美子さんらレギュラーキャストに加え、人気グループ「Snow Man」の深澤辰哉さんが新キャストとして出演。深澤さんは同局のドラマ初出演で、今作では警視庁捜査1課の管理官・橘修平を演じる。7月27日午後9時から放送。

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 ドラマは、東京・新宿が舞台。新宿東署刑事課の、警察官が認知した犯罪を「刑法犯認知情報票」として警視庁にデータ送信する部署・司法係の警察官たちの活躍を描く。北大路さん演じる鬼塚一路は、定年間際の最後の事件で犯人に刺されて両足の機能を失い、車椅子生活となったが同課司法係長に再任用される。新宿東署には新人時代と定年間際の2度所属し、昭和と平成の記憶を頼りに、刑事が認知していても動けない“手付かず案件”を捜査する。

 今回のスペシャルドラマは、ある日、新宿区須賀町で粕汁の集団食中毒事件が発生。鬼塚は記憶をさかのぼり、毒物が保管されている新宿マキタ鉄鋼に遠山咲(上白石さん)を向かわせる。保管されていたはずの毒物はなくなっており、疑いの目は新宿マキタ鉄鋼の経営者の妻・蒔田紀子に向けられる。一方、刑事官の神啓太郎(風間さん)は、管理官・橘修平(深澤さん)と捜査方針を巡って対立する。令和の女殺人鬼を相手に、鬼塚が昭和と平成の記憶を武器に、難事件を解決に導いていく……というストーリー。連続ドラマに引き続き、「相棒」シリーズ、「科捜研の女」シリーズ(共にテレビ朝日系)などの櫻井武晴さんが脚本を担当する。

 ◇北大路欣也さんのコメント

 シリーズでやらせてもらったことで、いいチームワークが取れていて、撮影が快調なペースで進みました。それが次につながるかどうか?というのは自分たちの力だけではどうにもなりませんが、視聴者の皆様の応援もあって、「スペシャルでもやりましょう!」と言われたときはすごくうれしかったし、また素晴らしいキャスト・スタッフの皆さんと会えるというのが本当に幸せでした。

 刑事という職業の背負っている重荷かもしれないんですが、「ケガをして、その後どうするか?」という時に、鬼塚の持っている才能・経験を、周りが「生かした方がいい」と言ってくれて、もう一度仕事場に帰れたというのが、鬼塚の生きがいになっています。だからこそ今まで以上にエネルギーを注ぎ込むようになったと思うし、そこへ若い2人が入ってきてくれたことで、鬼塚の感情や行動をすべて把握して、僕の代わりに走り回ってくれるようになりました。

 「司法係」は「縁の下の力持ち」というような部署ですが、しっかりしたポイントをつかんで、埋もれている物を引き出し、現実の事柄もより深く突っ込んでいく。僕自身は「司法係」に対する意識はあまりなかったのですが、裏にはこうやって支えてくれている方がいらっしゃるんだなあ……と、どのポジションでもしっかりやんなきゃいけないなと感じています。

 風間俊介さんや上白石萌音さんなど、若手出演者との共演はものすごく新鮮で、レギュラーでやらせてもらった時も楽しかったんです。お互い気心が知れてくると、いろいろな部分で「膨らみ」が出てくるし、何よりそれぞれの役柄と共に、お二人とも人間性も素晴らしい! 本当に僕は良いエネルギーをもらっています。今あのお二人も舞台に映画にテレビに、大変なスケジュールだと思うんですが、だからこそ「勢い」がある。そういうのは波動で感じるので、「僕も負けちゃいられない!」と思います!

 一言で「事件」といってもあらゆるパターンがあります。でもその中で静かに人間の「心のひだ」を探りながら、そしてもし修正できるなら修正してあげたい。事件を起こしている側も人間だし、それに関わっている僕らもお互い人間で、だからこそ分かり合えない訳はない。そして今回撮影したシーンでもあったんですが、相手の今までの強引な気持ちがふっと折れて、すごくいい人間に戻ってくれたらという希望を持って向かい合う……大変難しいけれど、やりがいのあるドラマだと思います。

 ◇深澤辰哉さんのコメント

 正直、すごく緊張しました! やはり周りの方々がすごい方々ばかりで、なおかつ事務所の先輩の風間くんが出ているということで、絶対噛んではいけない! 間違えてはいけない!というプレッシャーもあり……そんな皆さんの中で釣り合うというか、ちゃんとお芝居としてできるかな?という不安はありました。

 北大路欣也さんと共演させていただいて、もちろん僕がお芝居とかそういうことは言えないんですが、お芝居している時の近寄れないぐらいのオーラがありました。その一方で休憩の時に取材が入った際に、一番最初に立ち上がられて、相手の方に椅子を差し出してらっしゃる姿が印象的でした。「北大路さんがこういうことまでしてくださるんだ!」と……どんなにすごい方でも周りに気を配られている姿勢を見て、今後僕も「これだけは忘れないようにしよう!」と感じました。風間くんにはアドバイスをもらったり、緊張しているのが伝わってしまったのか、ほぐすような感じで話しかけてもらったりして、すごくやりやすくて、勉強になったなと思います。

 僕は役柄的にも年齢が下の方で、実際ももちろん下の方……そんな僕が大先輩である出演者の皆さんに指示を出したり……お芝居とはいえ、すごい画になっていると思いますので、たくさんの方々に見ていただきたいなと思います!

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