田中みな実:「M」スピンオフでドラマ初主演 「L」で礼香の知られざる過去描く

スピンオフドラマ「L 礼香の真実」のビジュアル(C)AbemaTV,Inc./テレビ朝日
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スピンオフドラマ「L 礼香の真実」のビジュアル(C)AbemaTV,Inc./テレビ朝日

 歌手の安斉かれんさん、俳優の三浦翔平さんダブル主演の連続ドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系、土曜午後11時15分/ABEMAで全話独占配信)のスピンオフドラマ「L 礼香の真実」が制作され、本作でフリーアナウンサーの田中みな実さんが主演を務めることが6月20日、明らかになった。田中さんはドラマ初主演といい、ドラマはABEMAで独占配信され、マサ(三浦さん)の秘書・姫野礼香(田中さん)の小学生から高校時代までの知られざる過去が描かれる。

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 田中さん演じる礼香は、眼帯を外さない謎めいた秘書。「M 愛すべき人がいて」では、マサを深く愛するあまりアユ(安斉さん)を過剰に敵視し、回を重ねるごとにエスカレートする行動や、「許さなーーーーーーーい」といったセリフが話題になっている。

 「L 礼香の真実」では、礼香が行きつけのバーに訪れ、初恋相手の正幸(通称マサ)との思い出を語り始める。大人しくて控えめな女の子だった小学生の礼香は、同じクラスのイケメンで成績優秀、正義感あふれるリーダータイプの存在・正幸に恋心を抱く。クラスのカースト下位にいた礼香は、マサにラブレターを渡そうとするが、カースト頂点に立っていたライバル・歩夢(通称アユ)から「お前みたいな気持ち悪い女に、マサを好きになる資格とかないから」と言い渡され……というストーリー。

 礼香が通うバーの店員・茂樹役で「FANTASTICS from EXILE TRIBE」パフォーマーの堀夏喜さん、高校時代の礼香役で中川梨花さん、高校時代の正幸役で中尾暢樹さんが出演。堀さんはドラマ初出演となる。脚本は本編と同様、鈴木おさむさんが担当する。

 6月27日深夜0時5分から第1~4話、7月4日深夜0時5分から第5~7話をABEMAプレミアム会員向けに独占配信する。

 田中さん、堀さん、中川さん、中尾さんのコメントは以下の通り。

 ◇田中みな実さんのコメント

 ーー今回主演のオファーをもらった時の感想、演じた感想。

 本編のスケジュールがかなりタイトな中、実現するのかな……と不安でしたが、短い時間で無事に撮りきることができました。本当の主演は過去の礼香を演じたお二人ですので、ぜひお二人のお芝居にご注目ください。

 ーー田中みな実さんが考える姫野礼香の人物イメージ像。

 子供のころから変わらず劇場型で、愛すると決めたらとことん。狂わしいほどに……。礼香の初恋の相手、もう一人のMの存在が幼少期~学生時代の礼香を狂わせていきます。

 ーー視聴者に向けたメッセージ。

 私が出演するシーンはすべて、礼香の行きつけのバーで繰り広げられます。礼香の思い出話に優しく耳を傾け、翻弄(ほんろう)(?)されるバーテンダー役「FANTASTICS」堀夏喜くんにもご注目ください。今作がドラマ初出演です。過去のシーンはまだ見ていないので、私も放送を楽しみにしています。本編に匹敵する、あるいは本編を上回る学生時代の礼香の狂気を存分にご堪能ください。

 ◇堀夏喜さんのコメント

 ーードラマ初出演への意気込み、演じた感想。

 初めてドラマに出演させていただくということで、緊張や不安を少しでも取り除けるように入念な準備をして撮影に臨みました。普段グループでの活動がメインである中で、個人として活動するのは新鮮でとても緊張感があり、気が引き締まりました。実際に演じてみて、茂樹という役に段々となじんでいく感覚がありましたし、自然に楽しんで演じることができ、とてもいい経験になりました!

 ーー視聴者に向けたメッセージ。

 どんな過去が現在の礼香を生み出したのか。礼香の過去の恋愛に、茂樹と同じく皆さんも必ずくぎ付けになると思います! そして礼香の言動に翻弄され、揺れ動く茂樹にも注目していただきたいです! ぜひ楽しみにしていてください!

 ◇中川梨花さんのコメント

 ーードラマ出演への意気込み、演じた感想。

 私自身一人の視聴者として「M 愛すべき人がいて」での礼香を見ていたので、皆さんと同じく、現実からはかけ離れた謎多き不思議な女性だな……と思っていました。ですが、実際に台本を読んで礼香の過去を知ると、同じ女性として共感できる部分も多くて。演じていくうちに、彼女の根元にあるモノを理解することができ、気づくと完全に礼香にひょういしている自分がいました。そんな自分が、怖くも楽しくもあり。今でもたまに、礼香の血が騒ぐ瞬間があります(笑い)。

 ーー視聴者に向けたメッセージ。

 「L 礼香の真実」は知られざる礼香の過去に迫るドラマです。たくさんの出来事や人との出会い、また、そこから生まれた感情によって、今の礼香が存在しています。一人の女性としての彼女の人生を、ぜひ楽しんで見守っていただけたらと思います。そして、見終わった後には、きっと、礼香のとりこになるはずです! 見てくれないと……「許さなーーーーーーーい」!!! お楽しみにしていてください(笑い)。

 ◇中尾暢樹さんのコメント

 ーードラマ出演への意気込み、演じた感想。

 元々「M 愛すべき人がいて」を見ていて、いい意味で破壊力のあるドラマが来た!!と、毎週楽しみにしていました。新しい挑戦をしているなと感じるドラマで、その中でも魅力を放っている礼香の過去。このスピンオフドラマによって役の魅力が増すよう頑張りたいと思っています。

 ーー視聴者に向けたメッセージ。

 僕は礼香の初恋の相手を演じるのですが、どう演じるのか気になっていた礼香の高校時代を演じる中川梨花さんが礼香のオーラを放っていてすごく感動しました。僕自身の役もそれに負けないくらいの魅力を放っている役なので最後まで楽しみに見てくれたらうれしいです。ラストは見どころです。初めての挑戦をしました。

 ◇鈴木おさむさんのコメント

 ーー原作にはないオリジナルの役柄「姫野礼香」が生まれた発想・キャラクターを追加された経緯。

 ドラマ「奪い愛、冬」(テレビ朝日)で水野美紀さん演じる蘭さんというキャラを描き、愛におかしくなっていく人物がいるとドラマ自体に熱が出るなと思いまして。今回、マサとアユの恋を邪魔する役が必要だなと思いました。どうせなら、相当なインパクトをと……僕が好きな大映ドラマに出てきそうな役を……と思い礼香を描きました。あと、映画「キル・ビル」にも、変なキャラクターがたくさん出てくるのですが、そこもヒントの一つです。画面に出てきただけで「やばいぞ!!」と思わせる。そこに田中みな実さんが演じることを意識して、より振り切りました。

 ーー脚本を担当されるにあたり、大切にされたことやこだわったこと。

 礼香というキャラが、人を愛しすぎるがゆえに、壊れてしまったり、変な行動を取ってしまう人格を、子供のころから描くことによって、より怖くて、そして愛しいキャラクターに思えるように描きました。あと、女性の復讐(ふくしゅう)ものとして見せたいなと。

 ーー鈴木さんから見た主演・田中みな実さんの一番の魅力。

 アナウンサーから始まり、今までいろんな仕事をやって来たからこその客観力。自分がこうしてる方が面白く見えるだろうなという、客観力がズバ抜けています。自分のプロデュース力というか……すごいです。

 ーー視聴者に向けたメッセージ。

 短い時間で、礼香のキャラクターのいろんな部分が楽しめる濃いフルーツジュースみたいなドラマです。濃いです!! 見て、熱くなって、礼香に振り回されてください!

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