元NHKアナ登坂淳一:「必殺仕事人 2020」で時代劇初挑戦 「バッサリ斬られます」

6月28日放送の俳優の東山紀之さんが主演を務めるスペシャルドラマ「必殺仕事人 2020」にゲスト出演する元NHKアナウンサーの登坂淳一さん=ABC提供
1 / 8
6月28日放送の俳優の東山紀之さんが主演を務めるスペシャルドラマ「必殺仕事人 2020」にゲスト出演する元NHKアナウンサーの登坂淳一さん=ABC提供

 元NHKアナウンサーの登坂淳一さんが、6月28日放送の俳優の東山紀之さんが主演を務めるスペシャルドラマ「必殺仕事人 2020」(ABC・テレビ朝日系)にゲスト出演し、時代劇に初挑戦することが25日、分かった。登坂さんが、ドラマでキャスターやアナウンサー役以外を演じるのは初めてとなる。グレ者の一人で、登坂(のぼりざか)佐兵衛役を演じる登坂さんは、「最初お話をいただいたときは冗談かと思って驚きました。伝統ある番組に出演できて、大変光栄です。着物と髪形にもご注目ください!」とコメントしている。

ウナギノボリ

 「必殺仕事人」は、1972年の「必殺仕掛人」から20年にわたって「必殺」シリーズとして放送された時代劇。2007年に東山さんを主演に迎えて約15年ぶりにスペシャルドラマとして復活し、以降、連続ドラマやスペシャルドラマとしてたびたび放送されている。今作には人気グループ「TOKIO」の松岡昌宏さん、「Hey! Say! JUMP」の知念侑李さん、女優の和久井映見さんらが引き続き出演する。

 今回のテーマは「親だまし」。仕事人たちが、ハンパな悪党=グレ者と、息子をかたって親から多額の金を引き出す卑劣な犯罪、現代でいうところの“オレオレ詐欺”に立ち向かう。登坂さんのほか、本町奉行所に赴任してきた与力・田上誠蔵役で杉本哲太さん、義理も人情もなく、金のためなら手段を選ばないグレ者のリーダー・五十嵐鉄三郎役で大東駿介さんもゲスト出演する。

 撮影について、登坂さんは「僕はキャスターやアナウンサー以外の役どころも、時代劇も初めてでした。歩いたり、振り返ったり、かがむ動作が時代劇だとこれほどに難しいものだとは……! とにかく現場の空気を感じながら、考えすぎないよう無心で演じました」と振り返った。

 東山さんの印象については、「笑顔で気さくに声を掛けてくださったんです。やわらかい雰囲気でオーラがあって、とてもかっこいい方でした。一緒のシーンでは、動き方をアドバイスしていただきました」といい、視聴者に向けて、「佐兵衛は、番組の冒頭で渡辺小五郎(東山さん)にバッサリ斬られますので、どうぞお見逃しなく!」と呼びかけた。

 2009年放送の「必殺仕事人」に出演した杉本さんは、藤田まことさん演じる中村主水に斬られる加納肥後守実守を担当した。藤田さん没後10年となる今年の作品に出演することについて、杉本さんは「今回『必殺仕事人』に、11年ぶりに呼んでいただいて感慨深いものがありました。前回は最後に中村主水さんに殺されたので……まさか、復活できるとは思いませんでした!」と明かした。

 また大東さんは、「僕が演じる五十嵐はグレ者一味のリーダーで、人の弱みを食い物にする欲望に忠実な人間です。悪事に引け目がない分、すがすがしく演じようと思って撮影に臨みました」と振り返り、「子供の頃から祖母と楽しみに見ていた作品なので、当時撮影を担当されていた石原(興)監督とご一緒できたことはとても光栄で……ご褒美のような時間でした」と笑顔を見せていた。

 スペシャルドラマ「必殺仕事人 2020」は、6月28日午後9時から放送。

写真を見る全 8 枚

テレビ 最新記事