多部未華子:なぜ共感してしまう? 「わたナギ」メイちゃんも話題 ドラマPに聞く起用理由

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ドラマ「私の家政夫ナギサさん」の主人公・メイを演じる女優の多部未華子さん(C)TBS

 ドラマ「私の家政夫ナギサさん(わたナギ)」(TBS系、火曜午後10時)で、仕事に一生懸命な主人公のアラサー女性・メイを演じているのは、女優の多部未華子さんだ。製薬会社の営業職(MR)としてバリバリ働くキャリアウーマンだが、家事が大の苦手で、部屋は物であふれ散らかり放題。そんなメイに、視聴者からは「メイちゃんが私にそっくり」「メイちゃんに共感しかない」といった声が続々と上がっている。ドラマを手がける岩崎愛奈プロデューサーは、多部さんについて「私たちが思っている以上に、登場人物に命を吹き込んでくれる」と話す。多部さんの起用理由や、思わずメイに共感してしまう理由を聞いた。

 ◇新しい価値観の提示 「働く女性が家政夫さんにお願いする」

 ドラマは、電子書籍配信サイト「コミックシーモア」から生まれた四ツ原フリコさんのウェブマンガ「家政夫のナギサさん」が原作で、28歳の独身女性がおじさんの家政夫を雇うことから始まるハートフルラブコメディー。大森南朋さんが、メイの生活に安らぎと潤いを与えるスーパー家政夫の鴫野ナギサ、瀬戸康史さんがメイの仕事のライバルとなる田所をそれぞれ演じている。

 第1話の平均視聴率(世帯)は、14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好スタートで、その後も12%台をキープするなど好調を維持。そんな今作のドラマ化の背景について、岩崎さんは「女性が主人公の『火曜ドラマ』枠の企画を考えていたときに、原作に出会った。『働く女性が家事を家政夫さんにお願いする』というのがとても新しい価値観だと思い描きたいなと思った」と振り返る。

 女性がバリバリと働く一方で、家事が苦手という設定は、「実は、世の中の女性ほとんどがそうなんじゃないか」と考えたという岩崎さん。自身も含め、どうしても無理をしてしまったり、さまざまなプレッシャーを感じていたりする女性は、「きっと多いんだろうな」と思ったのだという。「日々頑張っている人の、肩の力を抜ける時間になれたら」「(ドラマを)見た後に元気な気持ち、幸せな気持ちになれる作品にしたい」という思いを持って制作している。

 そんな“頑張る女性へのエール”ともいえる作品の主人公に、なぜ多部さんを起用したのか。もともと「多部さんは大好きな役者さん」という岩崎さんは、「すごく共感できるような細やかなお芝居をしてくださいますし、(多部さんの)お芝居をとても信頼している。コメディーが本当にお上手なので、ぜひこの物語の主人公を演じていただきたいなと思った」と話す。

 ◇撮影現場では「常に自然体」

 そんなメイを演じる多部さんの撮影現場での様子について、岩崎さんは「とてもチャーミングで、常にフラット。自然体でいらっしゃいます」と明かす。監督とも、「ずっと見ていたくなる女優さん。次はどんな表情をしてくれるんだろう」とよく話しているのだという。

 「きっとこういうお芝居になるのかな?」と想像しながら台本を作っていくというが、岩崎さんは「(多部さんは)台本を飛び越えるくらいメイちゃんというか。私たちが思っている以上に登場人物に命を吹き込んでくれて、そこに感動してしまう。多部さんのお芝居は、すごくわくわくするんです」と話す。

 そんな多部さんは、ドラマが始まる前に、メイ役について「仕事が忙しいから家事がおろそかになっちゃうとか、家事をしようと頑張りすぎると細かいところまでやろうとして、結局なんにも手につかなくなっちゃうとか、そういう一つ一つのことがすごく共感できる」と話していた。

 SNSでも、「多部ちゃんが可愛すぎる」「頑張るメイを多部ちゃんがいい塩梅」「毎回役にピッタシはまる多部未華子ってすごい」「表情がコロコロ変わるし声も良い」などのコメントが並んでいる。多部さんを起用した制作サイドの思いは視聴者にも届いているようだ。

 ◇多部未華子の「自然体」が生む「共感」

 どうしてここまで共感の声が多いのか。岩崎さんは、「やっぱりお芝居のひとつひとつに説得力があるというか。とても自然体だし、『私もこういうところあるわ~』とすごく身近に演じてくれるというか……」と分析する。

 多部さん自身のスタンスも大きいようだ。公式のインタビューでは、瀬戸さんも「多部さんはこびない人。すごく自然体の方なので、ブレない姿勢は本当に尊敬します」とコメントしていた。

 メイは、おしゃれな服を着て、バリバリ仕事をしているという設定だが、「ちょっとした仕草や表情や声のトーンが、とても自然体。そのため見ている人が身近に感じられて、自分を投影できるのではないでしょうか」と岩崎さんは分析。思わず共感してしまう多部さん演じる“メイちゃん”の幸せを祈りながら、これからも見守っていきたい。

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