ディズニー&ピクサーの最新劇場版アニメーション「2分の1の魔法」(ダン・スキャンロン監督)が絶賛上映中だ。舞台は“魔法が消えかけた”世界。街中に自動車が走り、現実的な町並みが描かれているが、そんな中にファンタジー要素たっぷりの魔法や、トロール、ピクシー、ペガサスといった生き物が登場する。ファンタジーの世界と、見慣れたものが共存する世界はどのように構築されたのか。プロダクション・デザインを務めたノア・クロセックさんに話を聞いた。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
ペガサスが空を飛び、マーメイドたちが自由を謳歌(おうか)し、神秘的な魔法が満ちあふれていたのは、はるか昔の話。科学技術が発展し、小人や妖精たちも便利な生活に慣れ、この世界から魔法は消えてしまった。ジャンボジェット機が空を飛び、ビルや工場が立ち並ぶ。内気な少年イアンと、陽気な兄のバーリーが、亡き父に会いたいという願いをかなえるため、足だけよみがえった父を完全に復活させるために旅に出る……。
実は当初、舞台は米国中西部に設定されていたという。これを撤回し、現実世界とファンタジー世界をミックスさせた理由について、クロセックさんは「ストーリーがそれを必要としていたからです」「魔法のおかげで“お父さん”が呼び戻されます。ですが、それは半分まででした。ということは、魔法は存在しなければいけません。しかし、その魔法を完成させてくれる人が、ほかにいません。だから、現代という設定でなければいけないのです」と明かした。完全なファンタジーだと、お父さんは完全な形で復活しなければいけない。半分だけ復活することが本作の肝であるため、二つの世界観を融合させた。
ファンタジーの生き物をリアルな世界に登場させるために、アートやキャラクター、セット、アニメーション、照明、エフェクトなどを担当する部署と連携。「トロールはどんな服装をしているのか?」「30%をファンタジー、70%をなじみのあるものにしてバランスをとる」といった議論を週2回、約3年間重ね、世界観を作り上げていった。リアルとファンタジーの絶妙なバランス加減にも、ピクサー流のこだわりが感じられる傑作になっている。
俳優の米倉涼子さんが12月22日、東京都内で行われた主演映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督)の“舞台あいさつFINAL”に登場。イベント終盤にあいさつを求められた…
花沢健吾さんのマンガが原作の映画「アンダーニンジャ」(福田雄一監督、2025年1月24日公開)の新キャストが発表された。津田健次郎さんが、謎の存在「アンダーニンジャ(UN)」の声…
木村拓哉さんが12月21日、歌舞伎町シネシティ広場(東京都新宿区)で行われた、主演映画「グランメゾン・パリ」(塚原あゆ子監督、12月30日公開)のレッドカーペットイベントに登場。…
12月20日公開の映画「【推しの子】-The Final Act-」(スミス監督)の前夜祭イベントが12月19日、東京都内で行われ、伝説のアイドル・アイを演じる齋藤飛鳥さんが登場…
ヒット中のディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の日本版エンドソング「ビヨンド ~越えてゆこう~」を歌うガールズ…