相棒:新シーズン初回拡大SPに石丸幹二 特命係の前に立ちはだかるIT長者役

刑事ドラマ「相棒season19」初回拡大スペシャルにゲスト出演する石丸幹二さん=テレビ朝日提供
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刑事ドラマ「相棒season19」初回拡大スペシャルにゲスト出演する石丸幹二さん=テレビ朝日提供

 俳優の石丸幹二さんが、10月14日に放送される人気刑事ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)の20周年となる新シーズン「相棒season19」(水曜午後9時)の初回拡大スペシャルにゲスト出演することが9月23日、分かった。特命係の杉下右京(水谷豊さん)と冠城亘(反町隆史さん)の前に立ちはだかるIT長者の加西周明を演じる。

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 初回スペシャル「プレゼンス」では、事件の真相に迫る特命係の2人がVR(仮想現実)の世界へ足を踏み入れる。警視庁交通機動隊員(白バイ警官)・出雲麗音(篠原ゆき子さん)が銃撃された事件を捜査。その矢先、万津幸矢(櫻井圭佑さん)という男性が、ビルから転落し、死亡する。麗音の事件との関連性を調べると、幸矢が「ネオ・ジパング」という“仮想国家”と関わりを持っていたことが分かる。「ネオ・ジパング」はIT長者・加西が“建国”したもので、特命係は加西と対峙(たいじ)していく……と展開する。

 加西はつかみどころがなく、一見何を考えているのか分からないような謎多き男で、石丸さんは、「金が有り余ってしょうがない人、多額の金さえ出せば何でも可能だと思っている人、人生はゲームだと思っている人。つまり、頭脳明晰(めいせき)だが、信じるのは金のみという自己中心的な男」と分析。「笑顔の仮面をかぶった冷酷さを見せつつ、あー、あの人に似ている!と思ってもらえるような人物を演じようと思いました」と撮影を振り返った。

 また、台本を読んだ際の印象を「SFのような仮想の世界にのめり込みました。自分の頭の中で世界を描きながら、ワクワクしていましたね」と語っていた。

 「相棒」は、警視庁の窓際部署「特命係」のキャリア警部の右京がその天才的頭脳で推理し、相棒と共に難事件を解決するドラマ。「相棒season19 初回拡大スペシャル『プレゼンス』」は10月14日午後9時~10時24分放送。

 ◇石丸幹二さんのコメント

 ――初めてとなるドラマ「相棒」へのご出演、いかがでしたか?

 テレビで見ていたあの世界に出演できる!ということで、印象に残る役作りをしなくては、と意気込みました。20年の流れを持つ作品の現場は、雰囲気が穏やかで、しかもプロ中のプロの集団。非常に居心地がよかったです。

 ――今作「プレゼンス」の台本を最初に読まれたとき、どんな印象をお持ちになりましたか?

 SFのような仮想の世界にのめり込みました。自分の頭の中で世界を描きながら、ワクワクしていましたね。

 ――加西周明はどんな人物だというイメージを抱き、どのように演じようと考えられましたか?

 台本を読みながら頭に浮かんだのは、金が有り余ってしょうがない人、多額の金さえ出せば何でも可能だと思っている人、人生はゲームだと思っている人。つまり、頭脳明晰(めいせき)だが、信じるのは金のみという自己中心的な男。笑顔の仮面をかぶった冷酷さを見せつつ、“あー、あの人に似ている!”と思ってもらえるような人物を演じようと思いました。

 ――水谷豊さん、反町隆史さんとの共演はいかがでしたか? 

 きっといろいろとお気遣いいただいたのだと思いますが、お二人の自然体のたたずまいに、すんなり溶け込むことができました。

 水谷豊さんは、杉下右京との境目が分からない! 個人的に話していても、カメラが回っているときも、どちらと話しているのか分からなくなる、という不思議な体験をしました。

 反町隆史さんとは初共演でした。公園をジョギングする私に同走しながら会話を進めていくシーンで、反町さんはスーツ姿。汗もかかず、息も上がらず、“日ごろからきっと鍛えているに違いない!”と確信、こんなところでも大きな刺激を受けました。

 ――ご自身の役柄も含めた今作の見どころ、視聴者の方々にメッセージをいただけますか?

 橋本(一)監督のアイデアにあふれたバーチャルの世界を楽しんでいただきたいです。ありそうであり得ない世界と現実を行き来する各キャラクターの行動やファッションにも注目です。

 私についていえば、“いるいる、あんな人!”と思っていただけたらうれしいですね。

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