緊急取調室 (2025)
第7話 赤い殺意
12月4日(木)放送分
故・藤田まことさん主演で1988~2009年に放送された刑事ドラマ「はぐれ刑事純情派」(テレビ朝日系)が、お笑いトリオ「ネプチューン」の原田泰造さん主演でドラマスペシャル「はぐれ刑事三世」(同局系)として10月15日に放送されることが9月29日、明らかになった。原田さんは今作の主人公、捜査1課の個性派刑事・浦安吉之を演じる。原田さんが同局のドラマで主演を務めるのは初めてとなる。
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「はぐれ刑事純情派」シリーズは、約22年間で計444回放送され、最高視聴率(世帯)は25.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した大人気長寿シリーズ。藤田さん演じる安浦吉之助刑事の人情味あふれるキャラクターが視聴者を魅了してきた。
「はぐれ刑事三世」では、新たな主人公像を確立する。原田さん演じる浦安吉之警部補は、普段はとぼけて昼あんどんを演じているものの、実は敏腕な男。事件の関係者の心にもすっと入り込み、捜査を進める。あちこち迷い寄り道(=はぐれ)しながらも真実へと向かっていく。重度の方向音痴と、伝説の刑事・安浦吉之助に名前が似ていることから、“はぐれ刑事三世”とあだ名が付けられているという設定だ。
「はぐれ刑事三世」は10月15日午後8時放送。
――はじめに「はぐれ刑事三世」出演オファーの話を聞いたときの、率直な感想は?
最初は、ただただ驚きました。なんといっても「はぐれ刑事」ですから。その主演のオファーをいただけたことがうれしかったです。刑事はこれまでにも演じていますが、役柄として好きなんです。子どものころ、刑事ドラマがたくさんあってよく見ていましたし、刑事を演じることは僕にとって目標の一つでした。また、藤田まことさんが54歳から生涯かけて演じていた安浦刑事の奥深さ、そして俳優としての味わい深さ、心ひかれる演技に強く憧れを感じておりました。
――テレビ朝日の刑事ドラマに対する印象は? また本作がテレビ朝日ドラマ初主演となりますが、意気込みは?
どの作品も面白いですよね。その中でも「はぐれ刑事」は別格で、特別な作品だと思います。歴史があって視聴者の皆さんにとっても印象深いでしょうし、作品の持つブランド力が強いので、「主演だから」と気負わず演じられたらと思います。
――主人公の浦安吉之はどんな人物ですか? 役作りで大切にしているのはどんなところですか?
浦安は聞き込みに行っても、相手の言っていることをとことん信じようとします。そういうところで、彼の人の良さが伝わればいいな、と思っています。ただ浦安の内面にはいろんな感情があって、「実は……」という部分があります。見終わったとき、浦安の心情について「ああ、そういうことだったのか」と思ってもらえるような演技をしたいですね。
――ズバリ、「はぐれ刑事三世」の見どころは?
なぜ人が事件を起こしてしまうのか、登場人物たちの感情の動きを丁寧に描いているので、視聴者の皆さんも浦安と一緒に事件を追う気分を味わってもらえるはずです。浦安はどこか懐かしさのあるキャラクターですが、今の時代の刑事らしくスマホを見事に使いこなしています。そのギャップや、「これぞはぐれ刑事!」と言いたくなる雰囲気も楽しんでほしいです。
――視聴者の皆様にメッセージをお願いいたします。
「はぐれ刑事」ファンの皆さんによろこんで見てもらえる作品にするつもりなので、放送を楽しみに待っていてください! 僕に「はぐれ刑事純情派」の安浦刑事のような説得力があるのかどうか疑問ですが、今回は演技に渋さや重みを求められなかったので、安心しています(笑い)。ぜひ「はぐれ刑事三世」をシリーズ化して、浦安の人間的な変化を演じていきたいので、応援のほどお願いします!
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