風、薫る:環役の子役がバトンタッチ 初登場シーンに視聴者クギヅケ 第23回で「注目度」最高値を記録

連続テレビ小説「風、薫る」のロゴ (C)NHK
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連続テレビ小説「風、薫る」のロゴ (C)NHK

 俳優の見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「風、薫る」(総合、月~土曜午前8時など)の第23回(4月29日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者のうち画面にクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、ピークは午前8時12分の76.8%で、「風、薫る」の最高記録だった。

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 「風、薫る」は、大関和(おおぜき・ちか)と鈴木雅(すずき・まさ)という2人のトレインドナース(明治時代に正規に訓練された看護師)をモチーフに、同じ看護婦養成所を卒業した2人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながらも成長し、やがては“最強のバディー”になっていく姿を描く。見上さんが一ノ瀬りん、上坂さんが大家直美を演じる。

 ◇序盤から70%超え

 第23回は、直美(上坂さん)も多江(生田絵梨花さん)も、ナイチンゲールの著書の中に何度も出てくる単語の訳し方で頭を抱えてしまう。りん(見上さん)は、協力し合ってはどうかと全員に提案する。一方、美津(水野美紀さん)は瑞穂屋を訪れ、卯三郎(坂東彌十郎さん)に自分を雇ってほしいと願い出る。

 テレビの前の視聴者のうち、画面を注視していた人の割合を示す「注目度」は、この日も序盤のオープニングの明けから70%超えが続き、大きく下がることなくエンディングを迎えた。特に終盤は一気に上昇し、午前8時12分にピークを迎えた。

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 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。

 ◇翻訳作業が停滞 直美は全員で協力しないかと呼びかける

 前日の第22回に続き、放送時間15分のうち、計9分間も注目度が70%を超えた第23回。まず、主題歌が流れるオープニングの終了直後の午前8時2分(71.6%)から午前8時5分(70.9%)の4分間、70%を超えた。午前8時2分と3分は直美も多江も何度も出てくる「observation」をどのように訳すべきかわからず、2組とも翻訳作業が停滞してしまう。後半の午前8時4分は美津が瑞穂屋を訪れ、卯三郎に自分を雇ってほしいと頼む場面だった。

 続く午前8時5分は、再び看護婦養成所に場面が戻り、翻訳作業の停滞状況を打破するため、りんが2組で協力し合って、作業を進めないかと提案する場面。直美は「それだと私が教えてばかりになるけど」と反対する。

 ◇環役が新しい子役にバトンタッチ 視線をクギヅケに

 その後、中盤は60%台後半にやや低下したが、午前8時9分(72.8%)から70%台に再浮上する。

 直前の午前8時8分は養成所の場面で、休みの日曜を迎えた寮生たちは外出していく。残ったのは、りんと直美と青森県出身の工藤トメ(原嶋凛さん)。りんは、2人にうちへ来ないかと誘うが、直美は断る。一緒に行こうと誘うトメに直美は「東京の道を覚える前に、英単語の一つでも覚えたら?」と皮肉を言う。それを聞いたりんは「直美さん、うそつきです」「うそつきで不細工」と言い放つ。

 そんな衝撃的な発言の後が午前8時9分(72.8%)台。直美の英語の知識をみんなに伝えたらというりんに対し、直美は「私が生きるために必死に身に着けた知識をくれくれ欲しがるのはいやしくないの」と反論。「いい子ぶって」とりんの姿勢を批判する。りんと直美の、そんな口論は午前8時10分(73.1%)台まで続く。

 結局、トメが1人、寮に残り、りんと直美は外出する。寮を出た直美が、髪を自分で切った日のことを回想するのが午前8時11分(74.7%)台。結婚を考えていた海軍中尉の小日向の正体が詐欺師の寛太(藤原季節さん)だったと知った直美は、そのショックから教会で自分の髪の毛をハサミで切ってしまう。その様子を見ていた牧師の吉江(原田泰造さん)は「こんなにきれいな髪なのに……」と号泣しながら、直美の後ろの髪の毛を切りそろえる。吉江の涙はいつものことだが、この場面には特にはまっていた。

 次第に注目度は上昇し、午前8時12分に注目度はこの日の最高値76.8%に達する。久しぶりにりんが帰宅し、環と対面する場面だ。

 りんが帰宅すると環が大喜びで駆け寄ってきて、「これ、あげる」と言って羽の部分がつながった2羽の折り鶴をプレゼント。環が「こっちがかかで、こっちが環」と説明すると、りんは「ありがとう!」と感謝する。

 これまで演じていた宮島るかちゃんからバトンタッチした英茉ちゃんが、環として初登場。別人が演じている違和感がないほど似た感じの子役で、成長した感じはしっかり伝わってくる。そのはきはきとしたセリフまわしと愛らしさに注目度がピークに達したと思われる。(文・佐々本浩材/MANTANWEB)

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