Aぇ! group:11月からABCでレギュラー番組スタート 演出家&劇団とコラボし一発勝負の舞台に挑戦 稽古風景も

11月7日スタートの新番組「THE GREATEST SHOW-NEN」でレギュラーを務める「Aぇ! group」(C)ABCテレビ
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11月7日スタートの新番組「THE GREATEST SHOW-NEN」でレギュラーを務める「Aぇ! group」(C)ABCテレビ

 関西ジャニーズJr.内のグループ「Aぇ! group」のレギュラー番組「THE GREATEST SHOW-NEN」が、ABCで11月7日にスタートすることが分かった。番組ではAぇ! groupがさまざまな演出家や脚本家、劇団とコラボし、一発勝負の舞台に挑戦。稽古(けいこ)風景や上演後の反省会も盛り込みながら、スキルアップしていくメンバーの姿を追う。関西ローカルで毎週土曜深夜1時5分~同30分に放送。

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 舞台は毎月異なる作品が上演される。初回は京都を拠点に活動する劇団「ヨーロッパ企画」が手がけた「マダムの休日」。大豪邸に住む謎のマダムのもとに、6人が“レンタル彼氏”としてやって来るという内容で、互いに初対面の6人がマダムの“レンタル彼氏”になるため、それぞれの特技を披露するが……と展開する。

 末澤誠也さんは、今回の稽古で「発声やストレッチといった芝居の基礎を教えていただいたのが、すごく勉強になりました」といい、福本大晴さんは「同じ意味の言葉でもニュアンスが変わるだけでウケたり、ウケなかったりするので、コメディーにおける言葉の大切さを学んだ気がしました」と感想を語る。

 草間リチャード敬太さんは「僕たち、いつも舞台をやらせていただくときに関ジャニ∞の横山(裕)くんが演出してくれるんですけど、演出の仕方が特殊やなと思っていたんです。だけど今回、ヨーロッパ企画さんとさせていただくと作り方が似ていた」と明かし、「『横山くんの作り方はコメディーを作るときに一番いい作り方なんや、正解やったんや』って思いました」と先輩にまつわるエピソードを披露した。

 また、正門良規さんは番組について「メンバーも、スタッフさんもどうなるのか、誰もが分からない」と話し、「前例のない初めての試み」と期待。佐野晶哉さんは「小さい頃から舞台が大好きで、グループで毎月1本、舞台に立たせてもらえるのは幸せ」と喜び、リーダーの小島健さんは「『土曜の夜1時5分からは、Aぇ! groupの時間だね』とお茶の間で言われるくらい僕らも成長できたらなと思っています」と意気込みを語った。

 ◇Aぇ! groupのコメント

 ーー初回収録を終えた感想は?

 正門さん 最初にこのお話を聞いたときは、「どういうふうに放送するんやろ?」と思ったのと同時に、「すごいことをしてるんじゃないか」というのが既に伝わってきました。前例のない斬新な切り口の番組ですが、何より僕らが楽しんで舞台をできたことが伝わればうれしいなと思いました。

 末澤さん ホッとしました。一発勝負という形で1公演しかない舞台だったので、プレッシャーもありましたけど、稽古日数が少ない中でも演出家の皆さんと作り上げた舞台ができたことがうれしかったです。みんなが楽しめたのもよかったなと思いました。

 草間さん もともと僕たちはグループになる前から、松竹座で舞台をさせてもらっていたので、原点が舞台だと思うんです。その姿を見るより先に、テレビで僕らを知ってくださっている方々に、原点に近いもの、より進化したものを見せていけるように、頑張っていきたいと思いました。

 小島さん この舞台の最後の方で、マダムが階段の奥へ消えていく場面があるんですが、リハーサルではただただ面白おかしく「マダム! ありがとうございました!」という気持ちで演じてたんですが、今日、そのシーンを演じたときは「これで終わるのか」と思うとマダムの背中がめちゃめちゃ切なく感じました。こんなふうにこれから1カ月ごとに出会いと別れを繰り返していくんだなと思って。リハーサルから本番で、一番僕の心情が変わったところでした。

 福本さん 直接お客さんはいなかったんですが、別室で舞台を見てくださっていた方たちが寄席かと思うくらい大爆笑だったとスタッフさんから聞きました。オンエアはまだですが、若干手応えを感じているので、これを毎月続けていけるように頑張りたいと思っています。

 佐野さん 僕もマダムが帰っていくタイミングで「もう、終わっちゃうんや」っていう気持ちと「次が始まるんや」っていう気持ちの両方で、変な感覚になりました。稽古が始まって1カ月、すごい密度の濃い時間だったので、これが毎月続いていったら、6人がもっと成長していくんじゃないかなと思いました。

 ーー今後、挑戦してみたい役柄は?

 正門さん 特に“こういう役”って熱望しているものは正直ないんです。というのもいろんな劇団の方といろんな組み合わせでできることを思い切り楽しみたいなと思っているので。今から出会う人たちとの舞台を意欲的に取り組んでいきたいと思っています。

 末澤さん 今まで外部の舞台では少年や青年の役が多かったので、めちゃめちゃ暗いキャラやボソボソしゃべるような役、殺人鬼くらい振り切ってるような役とかやってみたいですね。

 草間さん 僕、普通の役ってあんまりやったことなくて、神様とか長老とか、ちょっと、ひと癖ある役が多いんです。使い方が難しいのかなって思うところもあるので、劇団さんによってどう調理されるんやろ?っていうのがすごい楽しみです。逆に全然目立たない役とか、ミステリーで一発目に殺される役とか、それで違う格好でまた出てくるとか、そういう役をやってみたいです。

 小島さん これまで“小島健”のイメージの舞台が多くて。だからこの番組で新しい可能性を広げたいので、たくさんの役柄を試したいです。ヨーロッパ企画さんでは“ケンカをして怒る人”を演じましたが、これからいろんな感情を勉強していきたいです。

 福本さん 例えば芸能界とはまったく違う日常の中のサラリーマンやアルバイトをしている人を演じてみたいです。あとは、犯罪に手を染めてしまったダークな役もやってみたい。いろいろジャンルにかかわらず挑戦していきたい気持ちが強いです。

 佐野さん 何をやっても“佐野晶哉”になっちゃうんです。この6人でお芝居したら女装しても、コスプレしても(笑い)。だからサイコパスとか「そんなこともできるんや」って言ってもらえるような役に挑戦していきたいです。

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