おちょやん:大阪弁でまくし立てる 子役・毎田暖乃に視聴者熱視線 制作統括「レベルが違う」と絶賛

NHK連続テレビ小説「おちょやん」第1回の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「おちょやん」第1回の一場面 (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第1回が11月30日に放送。ヒロイン・千代の子供時代を演じている子役・毎田暖乃(まいだ・のの)ちゃんが、飲んだくれの父・テルヲ役のトータス松本さんを大阪弁でまくし立てる姿に、「1話から河内の大阪弁がさく裂」「テンポがよくて楽しい」「久しぶりに朝からこてこての大阪弁を聞きました」「キツめの大阪弁の巻き舌の言い方、子役の千代ちゃん上手だなぁ」と視聴者から熱い視線が向けられた。

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 暖乃ちゃんは2011年9月25日生まれの9歳。 戸田恵梨香さん主演の昨年の朝ドラ「スカーレット」では、大島優子さん扮(ふん)する熊谷照子の長女・雪子を演じ、注目を集めた。「おちょやん」では約500人が参加したオーディションの中から選ばれた。

 先日行われた会見でドラマの制作統括・櫻井壮一さんは、暖乃ちゃんの演技について「オーディションで見た瞬間、『この子はレベルが違う』と思った。相手のお芝居を見て演技できる子はほとんどいなくて、最初から相手を受けて芝居するのが突出していた。怒鳴ったり、笑ったり、泣いたり、幅の広い芝居ができる」と絶賛していた。

 第1回は、大正5(1916)年。千代は大阪の南河内で貧しい農家の家に生まれた。幼い頃に母を亡くし、飲んだくれの父・テルヲと弟のヨシヲ(荒田陽向君)と3人で暮らしていた。千代は口が達者な元気な女の子だったが、父の留守中は、小さい弟の面倒を見ながら、生活のため、鶏の世話をしなければならず、小学校にも通えずにいた。隣近所の子供に陰口をたたかれる日々。そんなとき、テルヲが新しい母親、栗子(宮澤エマさん)を連れて帰る……という展開だった。

 「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。

 杉咲さん扮(ふん)する主人公の竹井千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が建ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる……というストーリーが展開する。

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