少年寅次郎スペシャル:後編 寅次郎、1年ぶりに柴又に くるま屋で遺影発見 母の言葉に心動かされ

特集ドラマ「少年寅次郎スペシャル」後編のワンシーン (C)NHK
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特集ドラマ「少年寅次郎スペシャル」後編のワンシーン (C)NHK

 女優の井上真央さん主演で、昨年10~11月に放送されたNHKの連続ドラマ少年寅次郎」の続編となる特集ドラマ「少年寅次郎スペシャル」(総合、金曜午後10時)の後編が12月11日に放送される。1年ぶりに柴又にやってきた寅次郎(井上優吏さん)。その日は、母・光子(井上真央さん)の月命日。留守のくるま屋に入り込んだ寅次郎は、光子の隣にけんか別れした父・平造(毎熊克哉さん)の遺影を発見する。

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 そこにさくらやおいちゃん(泉澤祐希さん)やおばちゃん(岸井ゆきのさん)が墓参りから帰ってきて、寅次郎は思わず隠れると、そのまま思い出話を聞くはめに。10歳の寅次郎(藤原颯音君)も、押し入れに隠れて騒動になったことがあり、その時の母の言葉が14歳になった寅次郎の心を動かす……。

 「少年寅次郎」は、国民的映画シリーズ「男はつらいよ」の主人公・車寅次郎(寅さん)の少年時代が題材の、山田洋次監督の小説「悪童(ワルガキ) 小説寅次郎の告白」のドラマ化。寅次郎出生の秘密から、戦争を挟んだ悪ガキ時代、そして最愛の妹・さくらに見送られて葛飾柴又の駅から旅立つまでの物語となっていた。

 その1年後となる「少年寅次郎スペシャル」は、2017年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ひよっこ」などで知られる岡田惠和(よしかず)さんが再び脚本を担当し、前作の最終回で葛飾・柴又を旅立ってから1年たった寅次郎と、よみがえる幼いころの日々を前後編で描く。井上真央さんが寅次郎の育ての母・車光子を演じ、寅次郎役を務めた颯音君、井上優吏さんも続投。

 寅次郎のぐうたらな父・平造役で毎熊さん、平造の弟・竜造(おいちゃん)役で泉澤さん、竜造の妻・つね(おばちゃん)役で岸井さん、帝釈天住職の御前様役で石丸幹二さんも引き続き登場する。

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