海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、喜劇界のプリンス・天海一平役を演じる成田凌さん。12月21日からの第4週「どこにも行きとうない」で、本格登場する。
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成田さん演じる一平は、人気喜劇一座の座長、天海天海の息子。幼いころから子役として、いやいや役者をやっていたが、やがて自分が目指す新しい喜劇を作ることに目覚めていく。千代(杉咲さん)とともに新しく生まれた「鶴亀家庭劇」に参加。やがて2人は結婚し、二人三脚で奮闘する。
成田さんがNHK大阪の朝ドラに出演するのは「わろてんか」以来で、「『役者』を演じるということが続いています。出演者はもちろん、スタッフさんも含めてすばらしいです。本当は僕も引っ張っていかなきゃいけないのだと思いますが、そんな必要もないなっていうぐらい、楽しく撮影しています」という。
自身の役柄について「今演じている時点での一平は、まだ若くて定まっていなくて、どういう人かわからない状態です。何を考えているかわからないし、千代に対しても、心で思っていることとは逆の言葉を伝えてしまいます。でも千代にはわかる。一平も伝わっているとわかっています。お互いに境遇が似ているからでしょうか。一平が千代にひかれたのは、力強く生きていて、自分にウソがなく、人にもウソがなく、まっすぐなところでしょうか」と語っている。
また、視聴者に向けて「出演している人たちがすばらしいのはもちろん、映像としても素晴らしいし、スタッフさんを含めてみなさん『いいものを』という気概というか、一人ひとりの放つエネルギーをすごく感じています。そして、なによりも、ただただ“杉咲花がすばらしい!”そういうことだと思います。彼女がいきいきとそこに存在していれば、それで十分かなと。きっと、みんなに愛してもらえると思います。一平は、最後のほうでちょっと意外な方向にいくと思うので、それも楽しんでいただきたいです」とアピールしている。
「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。
主人公の竹井千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が建ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる……というストーリーが展開する。
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