麒麟がくる:はっきり言って広すぎ! 話題の安土城・大広間は240畳 信長「夢の城」のスケール感表現

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第40回に登場した安土城の大広間=NHK提供
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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第40回に登場した安土城の大広間=NHK提供

 俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第40回「松永久秀の平蜘蛛(ひらぐも)」が1月10日に放送され、信長(染谷将太さん)から、松永久秀(吉田鋼太郎さん)が命の次に大事にしていた茶釜「平蜘蛛」の行方を問われ、光秀(長谷川さん)が肝を冷やすシーンがあった。

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 全てを見抜いた上で、ゆっくりと真綿で首を絞めるように光秀を問い詰めた信長の姿と共に、視聴者が熱い視線を注いだのが、同シーンの舞台となった安土城の大広間の“広さ”だった。大広間はCGではなくスタジオセットで、その広さは240畳。ドラマの公式ツイッターで、「絶大な力を誇っていた信長が造った、夢の城<安土城>。そのスケール感を表現するために美術スタッフが準備したセットは、金と黒を基調とした華美な装飾に、当時は大変高価だった畳を敷き詰めた、広さ240畳の大広間でした」と明かされた。

 信長役の染谷さんも、「安土城の大広間は、はっきり言って広すぎです(笑い)。十兵衛(光秀)と話しているときも、ウソを言っているかどうか見極めたいのに……長谷川さんの表情がよく見えないくらい遠いんです(笑い)。でも、あの距離感での芝居は初めてだったので、いい経験になりました」と振り返っている。

 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く。ドラマは残り4回で、2月7日に最終回を迎える。

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