海に眠るダイヤモンド
第5話 一島一家
11月24日(日)放送分
俳優の鈴木亮平さんが、4月から放送される連続ドラマ「レンアイ漫画家」(フジテレビ系、木曜午後10時)に主演することが1月25日、明らかになった。恋愛が苦手な少女マンガ家の主人公・刈部清一郎(かりべ・せいいちろう)を演じる。鈴木さんがマンガ家を演じるのは初めてで、単独で民放の連続ドラマの主演を務めるのも初めて。
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ドラマは、山崎紗也夏さんの同名マンガ(講談社)が原作。清一郎と、夢なし、彼氏なし、仕事なしで「ダメ男ホイホイ」と呼ばれるアラサー女子・久遠(くおん)あいこという、恋に不器用な2人の姿を描くハートフルラブコメディー。アシスタントを雇わず一人きりで少女マンガの金字塔と呼ばれる大ヒットマンガの連載を続ける清一郎は、顔出しを一切せず、女性名のペンネームで正体を隠していた。ある日、弟の葬儀に来ていたあいこと出会い、“孤高の生活”が乱れる……という展開だ。
脚本は連続ドラマ「花咲舞が黙ってない」シリーズ、「東京タラレバ娘」シリーズ(ともに日本テレビ系)などの松田裕子さんが務める。連続ドラマ「リーガルハイ」シリーズ、「メイちゃんの執事」(ともにフジテレビ系)などの石川淳一さんが演出を担当する。
著書「行った気になる世界遺産」(ワニブックス)で挿絵を描き下ろした経験がある鈴木さんは、今作の撮影に先立ち、マンガ監修のプロの下で特訓し、ペン運びや所作を習得したという。
今作のようなキラキラした王道恋愛ドラマは自分には縁遠いのかなと思っていたので、新しい挑戦になると思いました。とはいえ、かなりアクの強いキャラクターではありますが(笑い)。
20代の頃、フジテレビ、共同テレビ制作のドラマにたくさん出演させていただき、育てていただきました。今回、民放連続ドラマ単独初主演というタイミングで、またこのチームで作品作りができるということに非常に縁を感じます。また、その時何度もご一緒した石川監督とタッグを組ませていただけるということで、全幅の信頼を置いて撮影に臨んでいます。
今世界中がどんよりした雰囲気に覆われている中で、今作のような明るくポップなラブコメは非常に価値があるのではないでしょうか。脚本の松田裕子さんが生み出すせりふの一つ一つがとにかく面白く、“キュン”や温かい涙だけで終わらない、感情大渋滞の作品になっています。清一郎はあいこにミッションとして疑似恋愛をさせるのですが、毎回登場するクセのある男性陣にもぜひ注目してください。
現代版の“美女と野獣”のようです。家に引きこもっていた恋愛下手の野獣が、あいこという芯のブレない女の子と出会うことで心の奥にしまっていた優しさ、恋する感情を思い出し、人間として成長していく……。清一郎は偏屈な天才で、口が悪いけれどとてもピュア。自分に恋愛など起こるはずがないと思っていて、だからこそ作品に恋愛を描いてきた人です。そんなある種“こじらせた男”がキュンに目覚めていく様は、皆様に“恋愛っていいな”と思っていただけると思います。回を追うごとに、皆様にこの清一郎という不器用な人間を好きになってもらえるように魅力的に演じたいと思います。
こんな王道恋愛ドラマに“自分でよいのだろうか”という気恥ずかしさがありますが、世界中が元気のない時期だからこそ、皆様に毎週楽しみにしていただけるように、全力ですてきなラブコメをお届けいたします。難しいことを考えずに、穏やかな良い気持ちで見られるラブコメです。“ちょっと疲れているな”と思う時に、皆様の心の栄養剤になりますように。そしてこのドラマは、男性にもオススメです。清一郎の不器用な生き方に、きっと共感していただけるでしょう。恋をしている方も、恋を忘れた人も、新しい恋をしたい方にも。今年の春は、「レンアイ漫画家」で“キュンキュン”してください。
・企画意図
今作は、偏屈なアーティストと気立ての良い女子が繰り広げるラブストーリーです。さらに、主人公はおいっ子の少年を引き取ることになり、疑似家族のようになっていく、ほっこりホームドラマでもあります。企画が決定したのは、昨年春の緊急事態宣言前、まさにコロナの恐ろしさが徐々に広まっていった頃。日々襲いかかる不安や憂さを思いっきり忘れ、おなかの底から笑って、胸の奥がキュンとなる、楽しいドラマを作りたい、そんな思いで、小林(宙)プロデューサーが持ち込んだこの原作をドラマ化しようと決めました。
・鈴木さんの起用理由
企画が決まって、いの一番にオファーさせていただいたのが、主演の鈴木亮平さんです。唯一無二の存在感、圧倒的な演技力に裏打ちされた抜群のコメディーセンスを持った鈴木さんにぜひ主人公を演じていただきたい、と。鈴木さん演じる刈部清一郎は、偏屈でハイパーセンシティブな天才マンガ家。かなり“面倒臭い奴”です。そんな面白キャラなのに、そこはかとなくあふれ出る色気や男もほれるかっこよさ。加えて、清一郎を演じる鈴木さんは女子目線での“可愛い”が渋滞しています。“さすが!”としか言いようがないのですが、ただのツンデレではない主人公像を見事に作り上げていただき、まさにハマリ役だと確信しております。“自分には恋愛も幸せも必要ない、むしろ足かせになる”とマンガ一筋で生きてきた清一郎、そんな彼がヒロインと出会ってどう変わっていくのか? 鈴木さんが表情豊かに見せる思い切った「キャラクターアーク」にもご注目ください。
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