麒麟がくる:「毒を盛る。信長様に」 帰蝶の爆弾発言に衝撃 帝、義昭、家康…本能寺の変は「全員黒幕」説?

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第43回「闇に光る樹」に登場する帰蝶(川口春奈さん) (C)NHK
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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第43回「闇に光る樹」に登場する帰蝶(川口春奈さん) (C)NHK

 俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第43回(1月31日放送)の予告編が1月24日に公開され、女優の川口春奈さん演じる帰蝶が登場。その発言が視聴者に衝撃を与えた。

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 第43回の副題は「闇に光る樹」で、予告映像には、光秀(長谷川さん)から「道三様ならどうなされましょう?」と聞かれた帰蝶が、「毒を盛る。信長様に」と答えるシーンも収録。SNSでは、2020年1月26日放送の第2回で、道三(本木雅弘さん)が土岐頼純(矢野聖人さん)を茶で毒殺したことになぞらえ、「まさかの帰蝶Pの爆弾発言!」「えっ!帰蝶P! 伊右衛門やっちゃう!?」「帰蝶P。やはり父譲りのあれを…」「あらー、帰蝶様こうくる?」「ここで毒茶持ってくるかーー」などと視聴者は反応。「帰蝶P黒幕説ッ!」「さすが帰蝶様。マムシの娘!」「やはりラスボスは帰蝶さまかいな!」といった感想も書き込まれた。

 また、同日放送の第42回「離れゆく心」では、光秀の周囲で信長排除の動きが加速。1月17日放送の第41回「月にのぼる者」の最後で、正親町帝(おおぎまちてい、坂東玉三郎さん)が「信長が道を間違えぬよう、しかと見届けよ」との言葉を光秀に残していたが、今回は、義昭(滝藤賢一さん)が「そなた一人の京ならば……」と光秀に思いを告げると、今度は家康(風間俊介さん)が「あまりに理不尽な申されようがあれば己を貫くほかありません」と言外に信長排除を光秀に訴えてみせた。

 視聴者からは「今のところ“全員黒幕”って感じの様相ですね」「たぶん『黒幕はいない』説ではなくて、『関係する全員が黒幕』説なんだと思う」「全員本能寺の黒幕説も前から言われてたけど、どんどん現実味を帯びてくるな」「黒幕全員説というか、黒幕全員が信長排除を雰囲気醸し出しているというか」といった声が次々と上がっていた。

 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く。放送は残すところあと2回で、2月7日に最終回を迎える。

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