歌手で女優の大原櫻子さんが、NHK・Eテレの学校放送番組「おはなしのくに」に出演することが分かった。大原さんはアンデルセン童話「にんぎょひめ」を1人芝居で表現する。また、約5年半にわたり宝塚歌劇団花組のトップスターを務め、2019年11月に退団した明日海りおさんがグリム童話「シンデレラ」で1人芝居に挑戦することも発表された。

あなたにオススメ

2027年大河ドラマ主人公・小栗忠順とは？　近代日本に欠かせない人物

　「おはなしのくに」は、幼稚園、保育所～小学校3年生向けに読み聞かせや読書の楽しさを伝える番組。1990年にスタートし、同局の学校放送番組では一番の長寿番組になっている。「定番の昔話や名作を知らない」「読んだことがない」という子供が増えているという学校現場での声に応え、これまで放送してきた日本の昔話シリーズに続き、2020年から“海外名作シリーズ”がスタート。番組では、俳優が名作物語を1人芝居で伝える。

　大原さんは「大好きな人魚姫の題材に出演させていただけて、とてもうれしく思います！　セット、衣装、メークが思った通りの世界観で、撮影時間は長く大変でしたが、とても楽しかったです！　物語の内容は、とても切ないですが、分かりやすいのでたくさんのお子さんに見ていただきたいです！　歌とか、覚えて歌ってほしいな」とコメント。

　明日海さんは「よく家族と一緒に『おはなしのくに』を拝見していた幼いころを思い出してとても懐かしかったです。シンデレラだけでなく、意地悪な継母（ままはは）、お姉さんたち、王子、全てを演じ、まるで舞台にいるかのように楽しませていただきました。今回新鮮だったのは、シンデレラの心のたくましさ。かなえたい夢を眺めているのではなく、行動していく彼女から子供たちに勇気のきっかけを届けられたらと思います」と語った。

　明日海さんが出演する「シンデレラ」は2月1日午前9時5分～同15分に、大原さんが出演する「にんぎょひめ」は2月15日午前9時5分～同15分に放送される。