来週のおちょやん:第10週「役者辞めたらあかん!」 鶴亀家庭劇、バラバラのまま舞台初日 “ルリ子”明日海りおが反発?

NHK連続テレビ小説「おちょやん」第10週の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「おちょやん」第10週の一場面 (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)は、2月8日から第10週「役者辞めたらあかん!」に入る。

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 千代(杉咲さん)が参加する、鶴亀家庭劇がようやく船出。しかしそれは、旧天海一座の役者に加え、歌舞伎、新派、歌劇団など、喜劇と縁のない役者たちを寄せ集めた一座だった。最初のけいこで、座長である一平(成田凌さん)が書いた台本を、千之助(星田英利さん)がいきなり却下。そして、「手違い話」という別の台本で旗揚げ公演をし、しかも主役は自分でやると言う。それは、一平の思いとはかなり違う台本だったが、一平は一座を前に進めるために、その提案を受け入れる。しかし、けいこをしても、どこかしっくりこない。そして、それぞれの役者たちの思いがバラバラのまま、舞台の初日を迎えてしまう。

 だが、喜劇の経験のない役者たちで演じる芝居では、なかなか笑いがとれず、それを見ていた千之助も、いらだちを隠せない。そして、千之助は舞台に登場すると、突然段取りの違うアドリブを連発し、客の笑いをとる。その様子に感心する千代だったが、他の役者たちはとまどい、反発するばかり。中でも、新派出身でプライドの高い、高峰ルリ子(明日海りおさん)は、喜劇なんてやるんじゃなかったと言って、出て行ってしまう……。

 「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ千代が、華やかな芝居の世界に魅せられ、自らも女優を目指すようになる。

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