水曜日のダウンタウン
名探偵津田"長袖"SP
12月3日(水)放送分
グローバルボーイズグループ「JO1」が、10代の異才たちとコラボするオリジナル番組「異才FUTURE うたえミライの歌」が、2月20日午後9時にWOWOWプライムでスタートする。番組で“大人の異才たちの饗宴”として対談するフリーアナウンサーの赤江珠緒さんと国際政治学者の三浦瑠麗さんの収録がこのほど行われた。この日の収録が初対面だった赤江さんと三浦さんだったが、お互いに会うことを切望し、両者とも母親の顔を持つだけあって、収録中は教育論などで意気投合。2人がお互いの印象などを語ったインタビューが公開された。
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▽インタビュー(敬称略)
――収録を終えての感想をお願いします。
三浦:すごく話が合って楽しかったです。私たちには私たちの積み重ねた人生なりのいろいろな教訓みたいなのがあって、その視点で話せたのは良かったです。
赤江:教育も自分の時とは違うし、新しく変わってくることもあります。新しいことは良い面も悪い面もあって、自分たちの教育が全部否定ではないけど、その中で実は軸にある部分が変わっていないことが、三浦さんと話していて明らかになってきた気がします。それを頼りに今後自分も子育てをしていくべきだなと思いました。
――三浦さんも同じ考えですか?
三浦:そうですね。結局、今回のテーマは異端であることを恐れないという部分と、世の中が変わっていく中で、変わっていくのは良い面も悪い面もあるけれど、両方ちゃんと考えながら情熱をもって新しいテクノロジーに取り組んでいきたいという人を応援するということだと思います。Disrupt(破壊する)人というのは、けっして主流派にはならないけど、一定程度は社会に存在する必要があります。変わりながら継続していくというのがこの社会の本質です。赤の女王効果と言いますけど、同じところに居続けるためには走り続けなければいけない。変わって努力し続けることがいまある社会を保つことだから、変化を恐れず、社会は異端児を迫害しないであげてほしいと思います。すぐ出る杭を打ちたがるので。
――三浦さんの幼少期は“出る杭”でしたか?
三浦:すごく“杭”なんですけど、大して才能のない杭なんです。何のためにそこに出ているのか、自分で全然分からなかった。役に立つからDisrupterや“杭”を守ってあげるべきというわけではないんです。離れて異質な子供も世の中に何かしら存在意義がある。天才はいいんだと言い出したら、障害者の子供はどうなるのだろうか。最近は「障害がある人には何らかの特別な才能があるはずだ」という、かえって彼らを苦しめるような幻想がありますがそれぞれの人にそれぞれの役割や居場所がある。あまり天才を求めるのも子どもたちを押しつぶしまう。ロボットを作って普通の技術者になりたい、でいいんです。生きるっていいことだね、というのが最終的なメッセージであればいいなと思います。もちろん、ただ生きてさえいれば良いという訳ではないです。
――お二人は本日が初対談ですが、実際に会ってみていかがでしたか?
赤江:めちゃくちゃうれしかったです。もちろん会えたこともうれしかったのですが、お話して、自分の中で漠然として言葉にできずにもやもやしていた感情みたいなものを三浦さんにぶつけたら、すごくちゃんとした回答をしてくれました。素材を投げたらちゃんとお料理して返してくれたみたいな感じで、それがすごく楽しかったです。
三浦:赤江さんにずっと興味を持っていました。どういうふうに自己主張するかについて、私たち女性はすごく悩みます。(赤江さんは)強さを妥協したり弱めたりせずに、攻撃性とか要らない何かというのがない人だと思っています。今日はそこがテーマではなかったのであまり突っ込んだ質問をしなかったのですが、話しているうちに分かってくることもあるので、今日はお会いできて良かったです。
――最後に番組の見どころや視聴者へのメッセージをお願いします。
赤江:番組自体のコンセプトがすごく斬新で、三つの場所のトークを絡ませていくのは面白いと思いました。教育は答えがないことがあり、突き詰めると非常に哲学的だけど、哲学的ということは万人に共通の話題だと思うので、一緒に考えて感じていただける番組になっていると思います。
三浦:私たちは地に足がついた担当だと思います。安宅(和人)さんも落合(陽一)さんもよく知っていますけど、たぶんキラキラしているはずです。でも、女性なりの実感というのは生活のありとあらゆる部分に責任を負わされているからこそ生じる実感です。そうすると、思想が身体性を獲得します。私たちは、使える使えないということを最初から頭の中において議論しているので「楽しいね」「面白いね」「できたらいいよね」だけで会話が進む人種ではありません。そこが社会においては大事なので、子供とディスカッションする時も「面白いね」で突っ走っていく人も必要だけど、私たちみたいな意見を持つ人がいてもいいのではないかと感じます。
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2025年12月06日 07:00時点
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