有村架純:菅田将暉は「受け入れ態勢がしっかりしている人」「人を否定しないところもすてき」 ドラマ共演の心境語る

連続ドラマ「コントが始まる」に出演する有村架純さん=日本テレビ提供
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連続ドラマ「コントが始まる」に出演する有村架純さん=日本テレビ提供

 俳優の菅田将暉さん主演で、4月スタートの連続ドラマ「コントが始まる」(日本テレビ系、土曜午後10時)に出演する有村架純さんのコメントが2月23日、公開された。今作には1993年生まれの菅田さん、有村さん、仲野太賀さん、神木隆之介さんが出演し、4人とも実年齢と同じ「28歳」の役を演じるほか、古川琴音さんが出演する。13日に28歳になったばかりの有村さんが、ドラマのクランクイン前に現在の心境を語った。

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 「コントが始まる」は、2019年に放送された連続ドラマ「俺の話は長い」(同局系)などを手掛けた金子茂樹さんが脚本を担当するオリジナル。“あの頃”に思い描いていた“大人の自分”とはまるでかけ離れた、大失敗な人生を歩む20代後半の若者たちが、その失敗をしたからこそ出会った人や出来事によって、思い描きもしなかった未知の幸せと巡り合う様を描く群像劇。

 ――「永遠のぼくら」以来、久々の日テレドラマです。いかがですか?

 本当に久々です。2015年以来になります。「永遠のぼくら」はスペシャルドラマだったのですごく久々で楽しみです。実は、福井(雄太)プロデューサーは10代のときにお世話になっていて、そのころ次に私と一緒に仕事をするのは「有村さんが30歳になってからだ」とおっしゃっていたのをすごく覚えています。今、28歳なので、少しフライングする形ではありますが、そのときに話していたことがようやくここで実現したことがすごく個人的には感慨深いです。なので、久々の日テレドラマを福井さんとやれるということが、とても個人的には意味があると思っています。1993年生まれの役者さんが勢ぞろいしました。

 ――ほかの共演者の皆さんの印象を教えてください。

 <菅田将暉さん>

 あらゆる状況を瞬時に受け入れて対応できる方だと思いますし、芝居にしてもそうじゃない部分にしても受け入れ態勢がしっかりされているのでこちらとしてもすごく安心感がありますし、人を否定しないところもとてもすてきな役者さんだと思います。

 <神木隆之介さん>

 神木君は、共演回数もとても多くて、好奇心旺盛で、自分の好きなものに対しての探求心がすごいですし、だからこそ、芝居になったときに自分の役柄について細かいニュアンスをすごくプラスで足してくる方なので、そういったところがとても面白い役者さんだなあと思います。

 <仲野太賀さん>

 太賀君は初めてご一緒します。とても聡明で優しい方な印象があったので、これから知っていくのが楽しみです。

 <古川琴音さん>

 琴音ちゃんも他の作品でご一緒しているんですが、声がとてもすてきで聞いていて心地いいです。お芝居をする上で声ってものすごく大切だと思うんですね。きっとポテンシャルが高い方なんだろうと思うので、その奥行きをもっと知っていければなと思っています。

 ――28歳を迎える年に、28歳の人々を中心とした同世代の“群像”ドラマに出演することになりました。この28歳という年齢にはどんなイメージがありますか?

 そうですね……。きっと、社会経験もそれなりにあって、大きな挫折や失敗を一度は経験していてもおかしくない年齢なのかなと思います。理想だけではなく現実とも向き合い始める年代になっていて、そうなったときに物事に対して臆病になったり、心が凝り固まっちゃうような年齢に差し掛かっていると思います。きっと、いろんなものや人と出会うことで少しずつ何かがほぐれたりしながら、人生の小さな光を見つけ始める年齢なのかなと思います。

 ――クランクインまで、まだ1カ月あります。それまでに何か準備しておきたいことはありますか?

 まだ台本も製本になっていないバージョンで読んだので、これからブラッシュアップされるでしょうし、役柄についても正直まだまっさらな状態ではあるので、そこをもっとしっかりクランクインまでに準備をしたいなと思いながら、同世代でお芝居ができるのが楽しみでもありますし、心がきゅっとなってしまったところをかすかな振動で揺らしながら緩めていく……。そういった手助けができる作品になれるように、自分たちがまず楽しんでいけるように頑張りたいなと思います。

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