結木滉星:初の主夫役で「もっと優しい男になりたい」 俳優としては「どうしようもない悪役」に意欲

結木滉星さん
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結木滉星さん

 動画配信サービス「TELASA(テラサ)」初のオリジナルドラマ「主夫メゾン」が2月26日正午から配信される。全6話のオムニバス作品で、「仮面ライダー」シリーズや「スーパー戦隊」シリーズに出演していた結木滉星さん、稲葉友さん、奥野壮さん、磯村勇斗さん、瀬戸利樹さんの5人が各エピソードの主役を担当していることも話題に。今作で軽はずみな新人主夫・神谷リクを演じる結木さんに、初の主夫役や撮影エピソード、結婚観、今後演じてみたい役などを聞いた。

◇自身の役との共通点は「感覚派」

 ドラマは、専業主夫家庭限定のマンション「メゾン・ド・オット」を舞台に、5組の夫婦の騒動を描くラブコメディー。自身が演じるリク役について、結木さんは「台本を読んでいて、こんなことを言われたら自分だったら言い返しちゃうなと思ったことも、まず受け入れて話を聞く。それ以外は無邪気で可愛いところもあるけど、そういう部分では精神的に大人なんだなと思いました」と第一印象を明かす。

 役作りでは「かっこよくなるのはなしで、可愛くて優しくて愛されるようなキャラクターにしようと思っていた」といい、「それ以外は普通だし、リクの周りにいる夫婦が結構いいキャラというか濃いキャラをしているし(自分は)受けの芝居も多かったので、そこまで作りすぎずナチュラルに、演じているという感覚はあまり意識しないようにやっていけたら」と演技プランを説明する。

 リクとの共通点は、「リクは感覚派というか、勢いとかまずやってみようという姿勢、やってから気づくみたいなタイプ。僕もそうなので、そこは似ていますね」と回答。続けて「自分は損得勘定とか考えずに動いちゃうタイプ。(子どものころの)習い事とかも『まずやってみよう』という精神でしたね」と自己分析し、「この仕事も憧れはありましたけど、最初はどちらかというと勢いのような部分もありました。もちろん今はやりがいを感じていますし、そういう仕事を見つけられたのはうれしい」と笑顔で語る。

 ◇ドラマや役を通して結婚観に変化

 ドラマで演じているのは主夫だが、結木さん自身は家事を「そろそろやらなきゃ、溜(た)まってきたらやらなきゃというタイプなので毎日は……」といい、料理も「するときはします。(新型コロナウイルスによる)自粛期間に初めて作ってみようかなと思って始めたぐらいだったので、リクがベテランの主夫じゃなくてよかった」と笑う。

 料理シーンの撮影は「基本的に全部自分でやりましたが、手先が器用ではないので、盛り付けなど手元の寄りとかはちょっと緊張しました」と明かし、ドラマをきっかけに「料理から少し離れていたのですが、今作が決まってからはまたちょっとするようになりました」と話す。

 劇中ではエプロン姿を披露しているが、「普段はしませんが、エプロンはするだけでちょっといかつい人も可愛くなる。エプロンってそういう効果がありますよね」とにっこり。結婚指輪については、「アクセサリーは毎日絶対するような必需品ではないし、しかも左手の薬指ということもあり、最初は違和感がありました」と切り出し、「サウナのシーンなどでも基本的に外さないので慣れていきましたし、この衣装を着たらある方が落ち着きます」とだんだんなじんできたという。

 将来的に結婚したことを想像してもらうと、「結婚指輪はすると思いますけど、着けるか着けないかは奥さんになってくれる人に合わせます」と結木さん。さらに夫役を演じてみて結婚観に変化があったかを聞くと、「支え合うって大事なことだなって。家事は女性がやるものと思っていたところも少しありましたが、リクという役を通して考え方が変わりました」と神妙な表情で語る。

◇今後演じてみたいのは「どうしようもない悪役」

 今作でリクは周りにいる主夫に影響を受けつつ少しずつ成長していくが、結木さんが共に仕事をした人で心に残っている言葉やエピソードはあるかと水を向けると、「演出家・鈴木勝秀さんと女優の戸田恵子さん」という答えが。特に鈴木さんに関しては、「俳優という仕事の楽しさを教えてもらいましたので、その言葉は今でも残っていますし大事にしたい。結木滉星の軸ですね」と力強く話し、「今後心に残る言葉が新しく出てくるかもしれませんが、鈴木さんの言葉を超えることはないと思います」ときっぱりと言い切った。

 また戸田さんとはドラマ「危険なビーナス」(TBS系)で共演しているが、結木さんは「普段は優しくて気さくで笑顔がすてきな方なのですけど、カメラが回ると本当に人が変わる」と戸田さんの現場でのたたずまいに驚き、「あと基本的にNGを出さないのがプロだなと思い、かっこよかったですね」と尊敬の念を口にする。

 そんな結木さんに今後演じてみたい役を質問すると、「2021年になって初のドラマが初めての主夫という役ですが、これを機にもっともっといろんなやったことないような、例えばどうしようもない悪役とかもやってみたい。そういうのもやって役の幅をどんどん広げていけたら」と自身のイメージを覆すような役どころを熱望する。

 ドラマの魅力について、「いろんな夫婦がいて2人の間にいろんな壁があるけど、お互い尊重し合っているからこそ、協力することにより各家庭のやり方で解決していくところがすてき」と切り出し、「ドラマに出てくる夫は優しい人が多いので、僕も役を通してもっともっと優しい男になりたいなと思ったし、見ている方、特に男の人はグッと一回こらえて相手の気持ちになって考えるのも、それはそれで男前なのではと思います。そこはこのドラマを通して受け取ってもらえたら」とアピール。

 さらに「こういうご時世で僕自身、仕事もそうですけど当たり前だったことが当たり前じゃなくなっている」と前置きし、「『主夫メゾン』では、そういう当たり前だったことが本当に大事で感謝すべきという部分が描かれているので、ドラマを見て『ちょっと今日も頑張ってみようかな』と少しでも感情が動いて受け取ってもらえたらうれしいです」と語った。

ドラマはTELASAで毎週金曜正午に最新話が配信される。第1話のみ無料配信。(取材・文・撮影:遠藤政樹)

 メーク:相澤千明 衣裳:深野明美

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