おちょやん:千代の舞台見られぬまま… “最低の父”テルヲの最期に視聴者「こんなに泣くとは」「ずるい男だわ」

NHK連続テレビ小説「おちょやん」第75回の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「おちょやん」第75回の一場面 (C)NHK

 杉咲花さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」(総合、月~土曜午前8時ほか)第75回が3月19日、放送された。同回では、ヒロイン千代(杉咲さん)の父・テルヲ(トータス松本さん)の最期が描かれ、SNSでは「こんなに泣くとは」「ずるい男だわ」「クズすぎてほんまに許せんかったけど、お父ちゃんやった」と“退場”を悲しむ声が上がった。

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 千代は幼い頃から、父親の都合で芝居茶屋「岡安」に奉公に出された。それ以降も、たびたびテルヲは金をせびりに千代のもとを訪ね、ときには千代の持ち金を持ち出すこともあった。そんな“最低の父”として描かれ続けたテルヲだが、抱えていた病気が悪化し、ついにこの世を去ることになった。

 生前、テルヲは千代と最後に交わした会話の中で、千代が出演する舞台を見ることを約束していたものの、かなえられずに亡くなったこともあり、「テルヲ、芝居見れないか〜」「今日は最後にテルヲに全部持ってかれたなぁー」「テルヲは本当に憎らしかったけど、こんなん見せられたら帳消しだよ」と残念がる声も上がった。

 「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれた千代が、華やかな芝居の世界に魅せられ、自らも女優を目指すようになる。

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