名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
人気アニメ「プリキュア」(ABCテレビ・テレビ朝日系)シリーズの第17弾「ヒーリングっど・プリキュア(ヒープリ)」の劇場版「映画ヒーリングっど・プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!」(中村亮太監督)が3月20日に公開される。劇場版には、2007~09年に放送されたシリーズ第4、5弾「Yes!プリキュア5」「Yes!プリキュア5GoGo!」のプリキュアが登場することも話題になっている。「ヒープリ」のキュアグレース/花寺のどか役の悠木碧さん、「5」「5GoGo!」のキュアドリーム/夢原のぞみ役の三瓶由布子さんの“ピンク対談”が実現。悠木さん、三瓶さんが「プリキュア」の魅力、劇場版について語り合った。悠木さんは「初心に返るような気持ち」、三瓶さんは「殻を破れた」と「プリキュア」に出演することで変化したことを明かした。
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悠木さん これまで共演させていただいたことはありましたが、一緒に技を放つのは初めてで、楽しみでした。
三瓶さん ここまでがっつりの共演はなかったよね。
悠木さん 「任せておけば大丈夫!」という圧倒的な安心感があり、ドリームに引っ張ってもらって、グレースも元気になれたところがありました。ドリームのカリスマ性が「ヒープリ」チームに響いていたんです。フォンテーヌ役の依田(菜津)さんや、スパークル役の河野(ひより)さんが「5」世代で、収録前にワクワクしていて、アフレコでウハウハしていて(笑い)。その姿を見て「よかったね!」とうれしくなりました。ドリームのカリスマ性を目の当たりにして、明日も頑張れるな!となったし、気持ちよかったです。
三瓶さん 私は子供と一緒に「ヒープリ」を毎週見ていて、子供には映画に出演することを言ってないので、優越感がありました(笑い)。子供は、私がプリキュアを演じていたことを知らないんです。純粋に見てほしいところもあるので。「ママ、ドリームなの」というのもどうなのかな?と思っていて(笑い)。「ヒープリ」はテレビで見ていて「お大事に!」って言っているのが新しい!と思ってました。映画でも「お大事に!」を聞いて、ワクワクしました。「ヒープリ」ならではですよね。
三瓶さん 緊張しました。ドリームの声が出るのかな?って。(劇場版オリジナルキャラクターのカグヤ役の小林)星蘭ちゃんが「5」を見ていたので、「ねえ、ドリームに聞こえる?」と確認して、太鼓判をいただき、安心しました。
悠木さん 星蘭ちゃんは「ドリームだ!」とすごくキラキラしていましたよね。私はリアルタイムで見ていたわけではないけど、もちろん知っていますし、「本物じゃ!」とミーハーな気持ちでした。
三瓶さん 「ヒープリ」を見てました!と言われるようになりますよ。
悠木さん なるんですかね!? その時は、どうなるんでしょう……。
三瓶さん 私の場合は、なんか私ですみません……って気持ちになるんですよね(笑い)。
三瓶さん 大きなファミリーみたいです。作品ごとに絆があり、映画で集まると、「初めまして」でも一緒にすぐに戦える。何かを守るために戦うという理由が一緒ですし、絆があります。すごいことですよね。新しい「プリキュア」が発表されると、新しい仲間が生まれた!となるし、オープニングを見るだけで泣けるんですよ。今回、グレースと一緒に戦うことができましたが、アフレコで悩んだことはあまりないんです。同じ「プリキュア」ということで、つながっていますし、「ヒープリ」の現場は初めてだけど、「プリキュア」の現場は同じ空気感があるんですよね。
悠木さん 先輩が紡いできた歴史を引き継げているのかな?という気持ちもありました。「プリキュア」には、大事な核があって、「ヒープリ」はこういう時代なので、いろいろなことがあり、それがゆがみかねない状況でした。それでも守って、次の世代に渡していきたかったんです。映画で先輩たちを見て、ホッとしました。これが「プリキュア」の格好いいところなんだ!と正解の指針を見ているような安心感がありました。不安なく、演じることができると楽しいですし、もっとできる!と伸び伸び演じることができました。
三瓶さん 当時は最初、ドリームを演じることが信じられなかったんです。女の子の役で主役というのがチャレンジでした。第1話の時は、私の声がどうやったら女の子に聞こえるのかな?と思っていました、でも、男の子の役も男の子を演じようとしているわけではないし、それぞれのキャラクターのことを考えて演じています。ドリームはドリームなんだ!と大事なことに気付いたんです。殻を破れたところもあり、今につながっているのかもしれません。あの頃は必死だったので、あんまり考えていなかったんですけど(笑い)。
三瓶さん みんなで会話をする中で見えたドリームの個性、表情がいっぱいありました。余計なことを考えなくても「付いていくから!」という空気があったんです。自分がしっかりしないと!というよりは、前のめりで走っていると、みんなが付いてきてくれるようなチームでした。だから、すごく安心してアフレコできたんです。幸せなことですよね。
三瓶さん プリキュアはみんな、普通の子だけど、戦うことになります。仲が深まり、自分じゃない誰かのために戦う気持ちも芽生えます。同じ目線の仲間と走り続け、心強かったです。うちのチームは、年齢も個性もバラバラなんです(笑い)。でも、アフレコが始まると、同じ方向を向く。信頼感もあります。面白いですよね。奇跡的なことだと思います。
悠木さん グレースを演じることで、初心に返るような気持ちもありました。プリキュアは、みんなが憧れる女の子です。私も子供の頃、憧れるキャラクターがいました。自分にグレースができるのかな?という不安もありました。対岸だからこそ、見えるものがあるかも……とやり続けました。どうしたら、憧れてもらえるキャラクターになるのかな?みんなはグレースにどうなってほしいのかな?とも考えていたけど、途中で私がグレースに何かを押しつけているようにも感じるようになって……。でも、そうじゃなくて、この子はこの世界で生きているキャラクターなんだ!と気付いたんです。この子がこの世界で伸び伸び生きるには?を仲間たちと一緒に考えました。忘れてはいけない気持ちをもう一度、教えていただけたところもあります。
悠木さん めっちゃ可愛いですね。スパークルがしましまの靴下、履いている! グレースのウサ耳も可愛い!あざとい! 語彙力を失う可愛さです。和テイストになっているのもとってもいいですね。
三瓶さん 相棒のフォームで変身するのが、可愛いですよね。ココフォームはないのかな? うちの妖精はそんな能力がないかな(笑い)。
悠木さん ドリームとグレースが結婚するのかな?と思った(笑い)。
三瓶さん ダブル花嫁!?
悠木さん お互いのモチーフがそれぞれにちりばめられていて、すごく好き! 同じところと違うところを探すのが楽しいんです。並んだ時のバランスも可愛い!
三瓶さん 一回見ただけでは細かいところは分からないかもしれないですね。何度も見てください(笑い)。
悠木さん 女の子が好きなものを集めたような世界観にワクワクするはずです。楽しさ、希望を浴びつつ、深く刺さるところもあります。いろいろな人間模様が重なり、多面的にお話を楽しんでいただけると思います。それと、アースが銀幕デビューするので、神々しい姿を見てください! エンドロールに特別な映像が流れるので、最後まで注目してください。ウルウルしました。
三瓶さん 映画ならではのお祭り感があり、肉弾戦を見るとホッとするところもあります。変わらない格好よさなんですよね、戦うりりしい姿に癒やされます。戦うのに癒やされるというのが「プリキュア」ならではです。大画面でぜひ見てください! 親子のことが描かれているので、お母さんに感情移入して、ほろりとしました。とってもすてきな映画になっています。
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2024年12月22日 17:00時点
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