青天を衝け:注目は2人の“君” 朝ドラヒロイン上白石萌音×川栄李奈が挑む

NHK大河ドラマ「青天を衝け」第6回に登場する篤君役の上白石萌音さん(左)と美賀君役の川栄李奈さん (C)NHK
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NHK大河ドラマ「青天を衝け」第6回に登場する篤君役の上白石萌音さん(左)と美賀君役の川栄李奈さん (C)NHK

 俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)の第6回「栄一、胸騒ぎ」が3月21日に放送される。同回では、上白石萌音さん演じる篤君(天璋院)と、川栄李奈さん演じる美賀君が登場。2021年度後期の連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」でヒロインを演じる上白石さんと川栄さんの演技に注目が集まりそうだ。

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 「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、朝ドラ「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。

 第6回は、長七郎(満島真之介さん)や喜作(高良健吾さん)と共に剣術のけいこに励む栄一(吉沢さん)は「百姓にだって何かできるはずだ」と意気込む。そんなとき、千代(橋本愛さん)から突然思いを告げられ、胸がぐるぐるしてしまう栄一。さらに、道場破りの真田範之助(板橋駿谷さん)が栄一らの道場に現れる。

 一方、東湖(渡辺いっけいさん)を失った斉昭(竹中直人さん)はさらに過激な言動が増え、慶喜(草なぎ剛さん)らに引退を勧められるが、「慶喜が将軍になるなら引退する」と突っぱねる。ほかにも慶喜は、正室に迎えた美賀君(川栄さん)の気性に頭を悩ませていて……。

 上白石さん演じる篤君は、薩摩藩主・島津斉彬(なりあきら、新納慎也さん)の養女から、徳川家定(渡辺大知さん)の正室となる。実は、家定に後継として慶喜を認めさせるという密命を背負っていたが、家定が早世。天璋院と名乗り、徳川の女性として生きる決心をする……。2008年の大河ドラマ「篤姫」での宮崎あおいさんが有名で、2018年の大河ドラマ「西郷(せご)どん」では北川景子さんが演じた。

 一方、川栄さん演じる美賀君は、慶喜の正室で、一橋家の未亡人である徳信院(美村里江さん)と慶喜の恋仲を疑い、自殺未遂の騒動を起こすも、やがて慶喜の良き理解者となる……という役どころだ。

 なお、「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんと川栄さんは祖母と孫という間柄で、上白石さんの娘で、川栄さんの母となる“もう一人のヒロイン”は深津絵里さんが務める。

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