放課後カルテ
第7話 お前が学校に来ようが来まいがどうでもいい
11月23日(土)放送分
俳優の坂口健太郎さんが主演を務め、2018年4月期に放送された連続ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」(カンテレ・フジテレビ系)の続編を描くスペシャルドラマが3月30日午後9時半から放送される。約3年ぶりに刑事・三枝健人を演じ、「一つの役にこれだけ長く携わるというのはこれまでありませんでした。三枝健人をもう一度演じるというのは不思議な感覚でした」と思いを語る坂口さんに、スペシャルドラマの見どころを聞いた。
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ドラマは、韓国で数々の賞を受賞したヒューマンサスペンスの傑作「シグナル」が原作。坂口さん演じる“現在”を生きる刑事・三枝健人と、北村一輝さん演じる“過去”を生きる刑事・大山剛志の2人が、謎の無線機を通じて未解決事件を解き明かそうとするサスペンス作。スペシャルドラマは原作の中で人気が高かったストーリーを映像化。4月2日にオリジナルストーリーで描く劇場版が公開される。
スペシャルドラマの物語は、2018年の連ドラ最終回の直後からはじまり、それから2年後の2020年に舞台を移す。「連ドラの時も時間的な成長を見せるため、前半はあえて“青っぽさ”を出して、徐々にアップデートしている感覚がありました。映画でアクションという新しいエッセンスが入ったので、スペシャルドラマでは、映画に向けて三枝健人がちょっとずつ変わっていく様を、細かく演じたので難しかったです」と撮影を振り返る。
映画版は本格的なアクションとオリジナルストーリーが売りになっているが、スペシャルドラマは「韓国のオリジナルドラマの中から、日本ではまだやっていないパートを扱っています。原作ファンが見てくださって、この部分をやっているんだと思ってもらえるともらいます。後半パートにかけた盛り上がりは、すごいと思いました」と、違った魅力があるという。
スペシャルドラマには、青木崇高さん、桜井ユキさん、古川雄輝さんらが出演。青木さんが演じる、元警察官で建設会社社長の石川匠と、三枝健人との心理戦などが見どころの一つとなっている。2人が対峙(たいじ)する場面で印象深かったのは、取調室で三枝が石川の胸ぐらを掴むシーン。元々台本にはなかったそうだが、「映画で三枝健人が肉体的なアプローチをしていく中で、今までの三枝健人ではやらなかったような、力が入るシーンをやりたいと思って、提案させていただきました。映画にも繋がっていく感覚がありました」と説明する。
今回、ドラマと映画のPRのため、大阪市内を訪れた坂口さん。コロナ禍で地方を訪れる機会が減ってしまったが、久々の大阪について感想を聞くと「元気がある気がしてよかったです。新幹線で2時間ちょっと揺られながら、楽しみにしていました」と笑顔を見せる。
キャンペーンでは、過去を変えるというドラマにちなみ、「やりなおし神社」とも呼ばれる姫嶋神社(大阪市西淀川区)を訪問。願いをかなえるために断ち切らなければいけないことや物を念じた「赤玉」を、石碑の穴に投げ入れるという独特の祈祷や、絵馬の代わりにホタテの貝殻に願いを書き、ヒット祈願を行った。「ホタテに願い事を書いたのも初めてでしたし、祈願の仕方も初めてでした。姫嶋神社ならではで、楽しかったです」と振り返っていた。
最後にスペシャルドラマの見どころについて聞くと、「3年前の連続ドラマを見てくださった方、原作ファンの方ももちろん、初めて見てくださる方も楽しめる内容になっています。映画への助走、盛り上がりに繋がればいいなと思います」とアピールしていた。
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