コントが始まる:菅田将暉らキャスト陣は「最高のメンバー」 ドラマPが“93年組”に懸けた思い

ドラマ「コントが始まる」の出演者たち=日本テレビ提供
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ドラマ「コントが始まる」の出演者たち=日本テレビ提供

 俳優の菅田将暉さん主演の連続ドラマ「コントが始まる」(日本テレビ系、土曜午後10時)。菅田さんのほか、有村架純さん、仲野太賀さん、神木隆之介さんら1993年生まれの役者陣が集結していることでも話題の青春群像劇だ。菅田さんらは劇中でも20代後半の若者たちを演じており、毎話で人生の壁に悩みながらも必死に生きていく姿が繊細に描かれている。菅田さんら“93年組”の役者陣は「自分の中で最高のメンバー」だと語るプロデューサーの福井雄太さんに話を聞いた。

 ◇20代後半の“生きざま”見たかった 菅田将暉らは「最高のメンバー」

 「コントが始まる」は、2019年に放送された連続ドラマ「俺の話は長い」(同局系)などを手掛けた金子茂樹さんが脚本を担当するオリジナル。“あの頃”に思い描いていた“大人の自分”とはまるでかけ離れた、大失敗な人生を歩む20代後半の若者たちが、その失敗をしたからこそ出会う人や出来事によって、思い描きもしなかった未知の幸せと巡りあう様を描く。

 福井さんは、菅田さんらが演じる20代後半の若者たちは「ちょっと特別」と語る。「プライベートでは結婚うんぬんとかも出てくるし、友人関係も変わってくるし、仕事をするにしてもだんだんリズムができてきたり、『自分のやりたいことって何だろう』ということを考えたり、『向こう10年、これから脂がのって仕事をしていくときに、どういうことをしていくんだろうな』とか思ったりとか……」と20代後半の苦悩を思い浮かべる。

 「10代の“青春”とは違い、20代前半の“大人になるならない”の時期ともまた違い、20代後半って、すごくいろいろな選択を迫られる時期」と語る福井さんは、「そんな人々の生きざまを金子さんの脚本で見てみたい」という思いがあったことを告白。「青春群像劇ってずっとやりたかったので、『自分の一生の宝物』になる作品にしたいなと思ったときに、(菅田さんらに)お声がけさせていただいた」と明かし、現在ドラマや映画で引っ張りだこの菅田さんら“93年組”は、「自分の中で考える最高のメンバー」だと声を弾ませる。

 「群像劇は時代に寄り添うもの」と話す福井さん。「今まさに、失敗することが許されづらかったりとか、いろんな時代背景もあって、ちょっとうつむきがちなこの世の中で、それでも生きていくことの美しさだったりとか、『1人じゃないんだ』ということとかを一生懸命に伝えられる作品になったら」という思いも打ち明けた。

 ◇著名人からの反響「もっと頑張ろうと思った(笑い)」 

 「コントが始まる」は第1話放送後から、脚本家の野木亜紀子さん、俳優の間宮祥太朗さん、お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の吉田敬さんらがSNSで絶賛のコメントを寄せたことでも話題に。著名人からの反響について、「すごくうれしかったですね、単純に。僕自身も、作り手の方々からいろいろなお言葉をいただいたりしていて。変わったものを作っているつもりはないのですが、意義のあるものを世の中に出せているのかな」と感じたという。「“挑戦”している感じを受け止めてくださった方たちがいたということに、本当にすごく感謝しました」と福井さんは喜びをにじませつつ「もっと頑張ろうと思いました(笑い)」と気持ちを引き締めたと明かす。 

 本作が絶賛されている要素の一つが、巧みに作り込まれたドラマの冒頭のコントだ。毎話で展開される物語の伏線がコントにちりばめられており、SNSでは毎回盛り上がりを見せている。「(ドラマが)コントから始まるというアイデアは、金子さんから出たんです。『すごく難易度の高い脚本にチャレンジするな』と思って」と本作の構想が持ち上がった当初の感想を告白。一方、「コントじゃないにしても、何か昔にやっていたことが、意外なところでつながってきたりすることが人生にはある。それがすごく面白いなと僕の中で感じた」と振り返る。 

 福井さんは「コントから始まるという意外性から始まって、でも、単純に意外性だけで組むのではなくて、すごく意味を持ったシーンとして組み込んでいく面白さがある」と語る。「プロデューサーとしての思いなんですけど、『コント』って良い言葉だなって思ったんです。『コント』っていろんな意味があるんです。この人たちが生きている姿が、どこか一つの大いなる『コント』のように見えている姿というのがとても面白いんです」。見れば見るほど奥深さがうかがえる本作の展開に期待したい。

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