青天を衝け:満島真之介、長七郎好演の裏側 栄一とは「もう全然違うところで生きている」

NHK大河ドラマ「青天を衝け」で尾高長七郎を演じる満島真之介さん (C)NHK
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NHK大河ドラマ「青天を衝け」で尾高長七郎を演じる満島真之介さん (C)NHK

 俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)に、主人公・渋沢栄一(吉沢さん)のいとこの尾高長七郎役で出演中の満島真之介さん。5月2日放送の第12回「栄一の旅立ち」では、京から血洗島村に戻り、栄一や喜作(高良健吾さん)、惇忠(田辺誠一さん)らによる「横濱焼き討ち」と「高崎城乗っ取り」計画を命懸けで阻止するシーンが話題となった。好演を続ける満島さんがここまでの撮影を振り返った。

 江戸に武者修行に行ったことで顔つきもたたずまいも大きく変わった長七郎。満島さんは「全国あらゆるところから思誠塾に集まった志士たちと剣を交え、語り合い、寝食を共にすることで、心身共に大きな刺激を受け、変化していったのだと思います。現代で例えると、田舎から東京の大学に行った同級生が夏休みに帰省したときに、何に影響されたのかすごく変わってしまったみたいな……(笑い)。そういう経験は遠からず皆様にもあるはずです」と推測する。

 また、「そうは言っても当時は、今とは比べ物にならないほど江戸の影響力はすさまじかったと思います」と考える満島さんは、「これまで約半年間にわたって長七郎を演じていますが、ずっと出ずっぱりの役ではないので、描かれていない部分もたくさんあります。『長七郎は何を感じ、何をどう考えて行動したのか』そういう空白の部分を、少ないシーンの中で埋めていけるように視野を広く持ち、凛々しくも心優しい長七郎にするための体や心作りを日々怠らずやることに集中しています」と明かしている。

 5月9日放送の第13回「栄一、京の都へ」以降、一橋家に仕えることになる栄一や喜作と長七郎は「生きる道が分かれ、お互い環境が大きく変わっていく」とも話していて、「実際に撮影現場で会えない時間が長くなり、『彼らはこんなにも離れていたんだな』と実感しているところです。これも長い期間撮影を行う大河ドラマでしか味わうことのできない感情でしょうね」としみじみ。

 「先日、僕が別番組の収録でNHKに来たとき、武士の姿をした吉沢君に偶然会ったのですが、それがもう美しくて、凛々しくて、涙が出そうでした(いや、ちょっと出てました)」を笑顔を見せると、「久しぶりに会えた喜びと、役と本人が時間をかけて重なり合い生きているということを心から感じられた瞬間でした。『長七郎と栄一はもう全然違うところで生きている』と肌で実感できたことが、これからの撮影の力になると思います。離れていても心の奥底でお互いのことを信頼し、思い合って演じているからこそ、物語に深みと奥行きを与えくれるのではないでしょうか」と結論づけていた。

 「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、連続テレビ小説(朝ドラ)「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。

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