清原果耶と「朝ドラ」:「なつぞら」で4年ぶり“帰還” ヒロイン妹役 異例の出演発表も話題に

清原果耶さん(2019年撮影)
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清原果耶さん(2019年撮影)

 女優の清原果耶さんが主演を務める2021年度前期の連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」が5月17日にスタートする。現在19歳で、10代女優のトップをひた走る清原さんのキャリアを語る上で欠かすことができないもの、それはやはり、過去に出演した2作の朝ドラだ。ここでは、女優デビュー作の「あさが来た」(2015年度後期)以来、約4年ぶりに朝ドラに“帰還”を果たした、「なつぞら」(2019年度前期)を、当時のインタビューの発言などを交えて振り返りたいと思う。題して「清原果耶と『朝ドラ』」。

 ◇物語の重要な役どころも、事前の出演告知なし

 「なつぞら」は、脚本家の大森寿美男さんのオリジナルで、2019年4月~9月に放送された“100作目の朝ドラ”。戦後、北海道・十勝地方に移り住み、移民1世の柴田泰樹(草刈正雄さん)から開拓者精神を学んだ奥原なつ(広瀬すずさん)は、高校卒業後に上京。当時「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽(吉沢亮さん)に手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……という内容だった。

 清原さんは同作で、広瀨さん扮(ふん)するヒロイン・なつと生き別れになっていた妹・千遥(ちはる)を演じた。初登場はドラマスタートからちょうど折り返し地点となる7月1日放送の第79回で、千遥役が清原さんであることは、同回をもって解禁。物語の重要な役どころを担うキャストが、事前の出演告知なしで、劇中でサプライズ的に発表されるという、異例の形となった。

 朝ドラへの帰還について、清原さんは当時「純粋にうれしいという気持ちが大きかった」といい、「こうやって、すごく演じがいのある役をいただけて、どう作品になじんでいけばいいのだろうと考えましたけど。でも、始まる前に考えていてもきりがないって結論に至りまして(笑い)、台本を読んで、まずは自分ができる、最善を尽くそうと思いました」と話していた。

 出演発表がサプライズ感のある形になったことについて、「なつもずっと千遥を探している中、先に自分の名前が出ることで、キャラクター像がブレたり、壊れたりすることが嫌だなとは思っていたので、今回のような出方にしていただいたのは、作品を作る一人のキャストとしてはうれしく思います」と理解し、「プレッシャーも考え始めるときりがないので、この作品を作ってくださっているスタッフ、キャストの皆さんに身を任せてやらせていただきました」と語っていた。

 ◇朝ドラヒロイン「今は全く考えられない」と答えていたが…

 「なつぞら」における清原さんの出番は限定的だったが、確かな演技力に裏打ちされた“吸引力”を随所に発揮し、彼女の「見る人を引き込む芝居」に魅了された視聴者が続出した。また、清原さんは物語の終盤を盛り上げるべく、9月14日放送の第144回に、“母になった千遥”として再登場。その後、千遥となつ(広瀬さん)、さらに咲太郎(岡田将生さん)と戦災孤児になったことをきっかけに離ればなれになっていた3兄妹がもう一度、家族になる姿は、クライマックスの一つとして、ドラマファンの胸に刻まれた。

 清原さんは当時17歳。前年の初主演ドラマ「透明なゆりかご」の演技が高く評価され、「なつぞら」の頃には、「未来の朝ドラヒロイン」に推すドラマファンが数多く存在していた。

 清原さんは「まだ自分で想像できないですけど、もしヒロインをやらせていただける機会があるなら、そのときは今までの経験や、朝ドラの現場で目にしたこと感じたことを生かして頑張りたいなって思いますけど……。今は全く考えられないというか、『なつぞら』のことで頭がいっぱいです」と答えていたが、それから約1年後の2020年5月、「おかえりモネ」のヒロインに抜てきされたことが発表された……。

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 「おかえりモネ」は第104作の朝ドラで、「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」(フジテレビ系、2017年)や「透明なゆりかご」(NHK、2018年)、「きのう何食べた?」(テレビ東京系、2019年)と話題作を次々と手掛ける脚本家の安達奈緒子さんによるオリジナル作品。

 「海の町」宮城県・気仙沼に生まれ育ち、「森の町」同県の登米(とめ)で青春を送るヒロイン・永浦百音(ももね、清原さん)が、気象予報という「天気」にとことん向き合う仕事を通じて、人々に幸せな「未来」を届けていく、希望の物語となる。

 5月17日からNHK総合で毎週月~土曜午前8時ほか(土曜は振り返り回)で放送される。

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