テレビ試写室:「ザ・ハイスクール ヒーローズ」 美 少年が体当たり演技 最終回の“胸熱”ポイントは

連続ドラマ「ザ・ハイスクール ヒーローズ」最終話の代表カット=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「ザ・ハイスクール ヒーローズ」最終話の代表カット=テレビ朝日提供

 ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組を放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は、9月18日午後11時からの放送で最終回(第8話)を迎えるジャニーズJr.の人気グループ「美 少年」が戦隊ヒーロー役に挑戦する主演の連続ドラマ「ザ・ハイスクール ヒーローズ」(テレビ朝日系)だ。

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 ドラマは、「友情と団結」をテーマに、“戦隊ヒーロー”と“学園”をコラボさせた作品。五星学園(いつぼしがくえん)を舞台に、美 少年扮(ふん)する同校の生徒たちがヒーローに変身して、“魔人”と呼ばれる存在から学園を守る姿を描く。

 先週の第7話で、黑十字魔人との戦いに敗北し、記憶を消されてしまったアカヒーロー/真中大成(岩崎大昇さん)。大成は仲間集めに奔走した「学園防衛部」に関する記憶をなくし、好きだったヒーローへの情熱も失ってしまった。最終話は、学園長・墨友団十郎(柳葉敏郎さん)がこの国の征服をたくらんでいることを知った「学園防衛部」の面々が、大成を欠いたまま、その野望を阻止すべく奮闘する……という展開だ。

 最終話の見どころは、なんと言っても、クライマックスの美 少年の素面アクション。顔以外をヒーロースーツに身を包んだ美 少年が、激しいアクションを披露し、今作での成長ぶりを見せる。「学園防衛部」に終盤で加入したギンヒーロー/大浦飛馬(浮所飛貴さん)と5人の本格的な初の共闘シーンになっているところも“胸熱”だ。また、オープニングのオマージュで、美 少年メンバーが素のまま自転車に乗り“爆破シーン”に挑戦するなど体当たり演技も見せている。

 直接対決とあって、今作の“黒幕”墨友を演じる柳葉さんの“怪演”も最終回では一層際立つ。目が笑っていない表情で、常に余裕をたたえてきた墨友。予告で告知されて話題となっているが、最終回では“巨大化”も見せる。「学園防衛部」は墨友の魔の手から学園を、この国を救えるのか、決着の行方をぜひ見届けていただきたい。

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