放課後カルテ
第10話(最終話) これからも健康でいてほしい
12月21日(土)放送分
清原果耶さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、井上菜津を演じている女優のマイコさん。菜津は東京編がスタートした第10週「気象予報は誰のため?」(7月19~23日)から登場し、以降、ヒロイン・百音(清原さん)の下宿先の大家として、これまで百音らを温かく見守ってきた。「最初に台本を読んで思ったのは、菜津さんは誰に対してもフェア。いつだって相手を認められる強い女性という印象を受けました」と話すマイコさんに、役どころや安達奈緒子さんの脚本について語ってもらった。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
人当たりの柔らかい優しい人物として描かれてきた菜津だが、マイコさんによると菜津は「一見、どこか抜けているように見えるかもしれないのですが、実はすごく一本芯が通った女性」で、「人の気持ちに寄り添えて、人のいいところに目を向けられるところ」を美点に挙げる。
自身と比べて似ている部分はあまりないというが、菜津の性格や言動には「共感しかなかったし、それ以上に見習いたいという思いがあった」と明かすマイコさん。
「誰に対してもフェアで、人のいいところに目を向けられるって本当に素晴らしいこと。悪くいうのはとても簡単なことで、彼女は強いからこそ、他人を認められると思うし、自分もそういうふうになれたらいいな」と願望を抱く。
今回、2018年の「透明なゆりかご」に続いて、安達奈緒子さんが脚本を手掛けたドラマへの出演となったが、「キャラクターの答えそのものが台本にあるという印象だった」といい、「どんな心情も繊細に丁寧に描いているなって思いましたし、私自身『この感覚、感情を知っている』とたくさん重ね合わせられました。自分のせりふのところだけじゃなくて、全編にわたってそう思える場面がたくさんあったのと、せりふ一言だけで、そのキャラクターの背景が見えてくるのは、すごいことだなって。本当に『おかえりモネ』は、役者にとっても、視聴者にとっても、“みんなの物語”だなって印象を受けました」と語った。
先日、そんなマイコさん演じる菜津が、今田美桜さん扮(ふん)する莉子に贈った言葉が注目を集めた。
9月10日放送の第85回。莉子の「傷ついた経験、そういうのがある人はやっぱり強い」との発言を「それはだめ」ととがめた上で、菜津が放った「人は傷つく必要なんかない」「何もなくてもいいじゃない。どんな人もいるだけでいいじゃない」。マイコさん自身も「すごく好きなせりふです」と明かす。
引きこもりになってしまった下宿人の宇田川さんに長年、寄り添ってきた菜津の口から出た言葉だからこそ、視聴者も莉子と一緒になって耳を傾けたわけだが……。
マイコさんは「彼女の懐の深さが表れた、本当に彼女らしいせりふ。私自身が言われたい言葉だったし、できることなら私も周りの人に言いたい言葉です」と思い入れの強さをのぞかせると、「私がいうのもおこがましいのですが、その言葉で救われる人がいたらうれしいですし、あくまで私は“代弁者”なのですが、お守りの言葉になったらうれしいなって。普段はほんわかニコニコしている菜津さんですが、表情がいつもと違っていて、一本芯が通った女性というのがよく出ているシーン。すごく好きなせりふですし、そんなすてきな言葉を言わせていただけて幸せでした」とうれしそうに話していた。
橋本環奈さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」(総合、月~土曜午前8時ほか)は、第13週「幸せって何なん?」を放送。12月23日の第61回は……。
俳優の松本若菜さん主演の連続ドラマ「わたしの宝物」(フジテレビ系、木曜午後10時)の最終話が12月19日に放送された。冬月(深澤辰哉さん)が莉紗(さとうほなみさん)にかけたひと言…
俳優だけでなく歌手としても活躍する上白石萌音さんが開催中のツアー「“yattokosa” Tour」のうち、2025年2月2日に「東京ガーデンシアター」(東京都江東区)で開催され…
アイドルグループ「#2i2(ニーニ)」の十味(とーみ)さん主演で、2025年1月15日にスタートする連続ドラマ「うちの会社の小さい先輩の話」(BS松竹東急、水曜午後11時)のポス…
故・高倉健さんの養女の小田貴月さんが、12月23日午後1時放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演する。高倉さんが亡くなって10年。17年にわたり高…