おかえりモネ:“菅モネ”の歩み気仙沼編 電話でつながり続けた2人、“TEL波”話題に あいさつは“らしさ”で乗り切る

NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の一場面 (C)NHK

 清原果耶さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」(総合、月~土曜午前8時ほか)は、10月29日に最終回を迎える。さまざまな名場面が登場した本作にあって、特に視聴者から熱い視線が注がれてきたのが、ヒロイン・百音(清原さん)と、若手医師の菅波(坂口健太郎さん)の関係性だ。ここでは、第20週「気象予報士に何ができる?」(9月27日~10月1日放送)から最終週「あなたが思う未来へ」(10月25~27日放送)までの「第3部・気仙沼編」の“菅モネ”の歩みを、名シーンと共に振り返る。

 ◇電話、メッセージで“菅モネ”交流

 第3部での“菅モネ”の交流の多くは、電話でのやり取りを通して描かれ、電話をかける菅波には「TEL波」という呼び名まで付けられた。第3部突入後も、菅波人気は絶大で、その発言やメッセージに注目が集まった。

 “TEL波”が百音にかけた言葉は、どれも端的で、明快で、心強いものばかりだった。第104回(10月7日放送)で、百音が、地元の人のあれこれに口出しできないもどかしさを伝えたときは、「離れていた人間にとやかく言われたくないでしょうしね」と安易な肯定から入らず、「重荷になるかもしれないけど」と前置きをした上で、百音に「頑張れ」とエールを送り、視聴者のハートをわしづかみにした。

 菅波の独特な言い回しも健在で、第106回(10月11日放送)では、百音の両親へのあいさつを「1人で乗り切れるような“案件”じゃない」と表現し、「いかにも菅波らしい」と視聴者をほっこりとさせた。また“案件”を不安に思う菅波が、「助けてください」と百音にお願いし、百音も「助けます」と応じる2人のやり取りは「尊すぎ」と話題になった。

 通話だけでなく、メッセージでも、胸が熱くなるような菅モネのやり取りがあった。第108回(10月13日放送)では、地元で働く中で感じた無力感を告白する百音に対して、菅波は「自分で選んだんでしょう」「それとも東京に戻りますか?」という2文だけを送信。あえて突き放すような言葉で百音を奮い立たせた。

 ◇両親へのあいさつは無事に成功 そっと手を置く姿も話題に

 第115回(10月22日放送)から、久しぶりに百音と対面した菅波。約束の2時間前に足を運ぶという、“相変わらずな姿”で視聴者を和ませてくれた。気仙沼を訪れた菅波は、百音と亮(永瀬廉さん)の姿をみるやいなや、「19:5か…」という謎のスコアを口にする。その答えは、百音の24年の人生のうち、島で亮たちと過ごしてきた年数と、菅波と出会ってからの年数の比率だった。しかし菅波は、「自信がないわけじゃない」とも明かしており、亮に「すげぇな」と言わしめた。

 東京からはるばるやって来た菅波だったが、第116回(10月25日放送)で、百音の両親へのあいさつを前にド緊張。「いや~でもな…行かなきゃダメかな?」と弱音を吐いてしまう一幕もあり、視聴者から「ダメに決まってるでしょw」と突っこみを受けた菅波であった。

 そしてついに迎えたあいさつの“本番”。第117回(10月26日放送)で菅波は、耕治(内野聖陽さん)の「それぞれの場所で、持てる力を発揮すれば、案外全体がうまくいく」という考えに共感した上で、「仕事もそうですが、百音さんとのことも、2人で乗り越えていきたいと思っています。見守ってもらえないでしょうか」と訴えかける。百音も「先生じゃないとダメ」と伝え、2人はどうにかあいさつを成功させることができたのだった。

 同回では、百音の肩にそっと手を置く菅波の姿も印象的だった。未知(蒔田彩珠さん)から、亮と「気持ちが通じた」という連絡をもらった百音が、菅波に「大事な人たちが幸せになる。こんなにうれしいことない」と涙ながらに打ち明けるシーンでのこと。第43回(7月14日放送)で、落ち込む百音の肩に手を置こうとするも、そのときはためらってしまった菅波の“成長”と、“菅モネ”の絆の深さに視聴者は感動した。

 ◇一本の電話が入り、菅波は東京にとんぼ返り 「春にまた…」

 そんな“菅モネ”が一緒にいられる時間は長くは続くかなかった。2020年1月14日、一本の電話が入り、菅波は東京にとんぼ返りすることに。東京の病院で呼吸器専門の医師を出すように要請があったといい、「春にまた、こっちにくる」と百音に伝え気仙沼を後にする。

 百音との別れ際が描かれた第118回(10月27日放送)では、菅波の後ろ姿がスローモーションで描かれ、SNSをザワつかせた。フィクションとはいえ、2020年1月に呼吸器専門の菅波が呼び出される展開に、視聴者は固唾(かたず)をのんで、その背中を見送った。ドラマは残り2回。本編は10月29日に最終回を迎える。

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