放課後カルテ
第10話(最終話) これからも健康でいてほしい
12月21日(土)放送分
俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第9回「決戦前夜」が3月6日に放送され、源平合戦「富士川の戦い」がまさかの結末を迎え、「しょげたじじいが奇跡を起こした」と驚きの声が上がった。
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「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く、予測不能のエンターテインメント作だ。
第9回では、ついに鎌倉入りを果たした源頼朝(大泉洋さん)の一党。敵対した平家方を捕らえるため、頼朝は競わせるように和田義盛(横田栄司さん)と畠山重忠(中川大志さん)を派遣する。これを知った義時(小栗さん)と三浦義村(山本耕史さん)は祖父・伊東祐親(浅野和之さん)と八重を救うため急ぎ伊東へと向かう。
そのころ、都を出た平家の追討軍が東海道を進軍。甲斐では、出陣を約束した武田信義(八嶋智人さん)が義時の父・時政(坂東彌十郎さん)に……という展開だった。
富士川を挟んで平家の追討軍と向かい合うことになった頼朝と信義の軍勢。ここで、若いときからの悪友、三浦義澄(佐藤B作さん)に「この世で一番みすぼらしいのは何か知っているか。しょげているじじいだ」と言われた時政は、「俺のほっぺた、思いっきりぶん殴ってくれ」と義澄に活を入れてもらおうとするが、義澄に思いっきりはたかれた時政は、その場でやり返してしまう。
時政に突き飛ばされた義澄はというと、水辺で派手に転び、その音に驚いて飛び立った水鳥の羽音を、今度は平家の追討軍が“奇襲”と勘違い。総崩れしてしまう。
SNSでは「そのとき歴史が動いた!」「しょげたじじいに活入れたら、敵が逃げたw」「うそんwww」「水鳥の羽ばたきに平氏の追討軍がビビったという逸話は有名だけど…」「すごい、こういう解釈とは!」「時政のグダグダのおかげw」「え、何だろこのドミノ倒し的、いやピタゴラ装置的展開」「まさかこの逸話をこんなことが原因にするとは」と盛り上がりを見せた。
また、時政が「何よりも大事なのは所領と一族」「戦で命を張るのはわしらなんだ!」と坂東武者たちの思いを代弁して、この機に乗じて平家追討のため京へと上ろうとする頼朝を思いとどまらせたシーンでは、「時政喝!」「よく言った時政パパ」「時政パッパが矜持を見せた」「パパいいぞよく言ったかっこいい!! 」と視聴者は拍手喝采だった。