マイファミリー:ドラマPに聞く見どころ 二宮和也×多部未華子の化学反応に期待も

連続ドラマ「マイファミリー」のポスタービジュアル(C)TBS
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連続ドラマ「マイファミリー」のポスタービジュアル(C)TBS

 二宮和也さんが主演を務め、4月10日からTBS「日曜劇場」(日曜午後9時)枠で放送される連続ドラマ「マイファミリー」。誘拐された娘を救うために奮闘する一家の絆を描く作品で、15年ぶりの共演となった二宮さんと多部未華子さんが夫婦役を演じている。「家族だったり、大切な人に『ちょっと電話したい』と思える作品。あたたかい気持ちになれると思うので、とにかく見てください!」と話す飯田和孝プロデューサーに、第1話の見どころや撮影現場の様子を聞いた。

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 ◇息つく間もない展開の第1話

 「マイファミリー」は、連続ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」「グランメゾン東京」(共に同局系)などで知られる脚本家・黒岩勉さんのオリジナル作品。二宮さんは主人公のゲーム会社の社長・鳴沢温人、温人の妻・未知留を多部さんが演じる。

 「一瞬たりとも目が離せない“ノンストップファミリーエンターテインメント!”」と銘打たれている本作。第1話では、仕事を終え帰宅した温人の元に、娘を誘拐した、という一本の電話がかかってくる。身代金の要求額は5億円。温人の通報で、神奈川県警に誘拐事件の捜査本部が設置される。捜査一課長・吉乃栄太郎(富澤たけしさん)が指揮を執るなか、葛城圭史(玉木宏さん)ら警察が鳴沢家にやって来て……と、息つく間もない展開となっている。

 「サスペンス、ミステリーなのかな?と思いつつ第1話を見たら、思ったより感動できたり。印象が変わるんじゃないか」と話した飯田さん。タイトルから想像する雰囲気とは違った展開で、「『とにかく面白い』『早く次が見たい!』と思っていただけたら。第1話を見ていただければ、さらに感じていただけることがあると思うので、とにかく見てください!」と呼びかける。

 ◇15年ぶり共演の二宮和也&多部未華子にも注目

 2007年に放送されたドラマ「山田太郎ものがたり」(同局系)以来、15年ぶりの共演となる二宮さんと多部さん。第1話での2人について、「台本以上のものが空気感に表れていた」と話した飯田さんは、「温人と未知留も大学時代に出会って、今20年くらいたっている設定。『山田太郎ものがたり』から15年。温人と未知留にもリンクすると思いますし、時間を経た二宮さんと多部さんの呼吸の合わせ方、それぞれご経験されてきたことが化学反応を起こしてくれるんじゃないか」と期待を寄せる。

 「笑い声がよく聞こえてくる」という撮影現場では、二宮さんを筆頭に、共演者たちが話をしているという。「緊迫している内容だからこそ、合間の空気感を大事にされている、と二宮さんから聞いたことがあります。その“いい空気感”が、そのままお芝居に入っていける感じがあって。自然とそういう雰囲気になっています」と明かす。

 ドラマには、二宮さん、多部さんのほかにも、弁護士・三輪碧(みわ・あおい)役で賀来賢人さん、碧の大学時代の親友で元刑事の東堂樹生(とうどう・いつき)役で濱田岳さん、神奈川県警捜査一課特殊犯罪対策係の葛城圭史役で玉木さん。また、日本を代表するネットサービス企業「NEXホールディングス」のCOO(最高執行責任者)の阿久津晃役で松本幸四郎さんらが出演する。

 そうそうたる顔ぶれとなるが、「この世代の演技力、存在感、組み合わせとして一番ベストだと思われる方々に集まっていただけた。いろいろなところで楽しんでもらえる要素満載で、視聴者が気になってくれるだろうなという配置ができている」と手応えを語った飯田さん。「皆さん、素晴らしい演技をされているので、そこを見るだけでも一見の価値ありと思っています」と力を込めた。

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