ちむどんどん:“母”仲間由紀恵のお人好しは悲しい過去のため? 明かされたバックボーンに「心の傷、深そう」「胸が痛い」

NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」第2回の一場面(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」第2回の一場面(C)NHK

 女優の黒島結菜さんが主演する2022年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第2回が4月12日に放送された。同回では、ヒロイン・暢子(稲垣来泉さん)の明るい母・優子(仲間由紀恵さん)と優しい父・賢三(大森南朋さん)の悲しい過去をうかがわせるシーンがあり、SNSでは「お母さんの異常なお人好(よ)し、戦争体験に関係してるのかもな」「この夫婦の心の傷、かなり深そう」「胸が痛い」などのコメントが続々と上がった。

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 「ちむどんどん」は、2014年度後期の朝ドラ「マッサン」などの脚本家・羽原大介さんのオリジナル作品。2022年に本土復帰50年を迎える沖縄が舞台で、沖縄料理に夢をかけるヒロイン・暢子ら4兄妹の笑いと涙の物語となる。

 第2回では、東京の大学教授で民俗学者の史彦(戸次重幸さん)があいさつのために比嘉家を訪れ、優子と賢三と3人で、酒を酌み交わしながら苦い過去を語り合った。戦時中、陸軍の幹部候補生で沖縄の部隊にいたという史彦は「米軍が上陸する前に配属替えになって。あの時、もしここに残っていたら、今の私はいなかったでしょう。今でも時々申し訳なく思うことがあります。生き残ってしまったこと……」と神妙な面持ちで語ると、賢三も「私は中国をあっちこっち。自分も生きている限り、謝り続けないといけないと思っています」と続ける。

 史彦が「私は子供に、そのまた子供に沖縄のことを語り継いでいく。それが生き残った私の使命です。戦争で焼け落ちる前の首里城は忘れられません。本当に美しかった」と話すと、優子は「首里城は何度か親に連れて行かれて。うちは実家が那覇なんです」と告白。史彦から「じゃあ、(昭和)19年の空襲で?」と尋ねられると、優子は「はい……」とうつむいた。

 史彦が帰っていった夜、暢子は泣き声を聞いて目を覚ます。そこで見たのは、縁側で号泣する優子と、その肩を抱いて優しく寄り添う賢三の姿だった……。

 SNSでは「沖縄でこの時代なら戦争の話は避けて通れないなと思っていたが、2話目でもう……」「沖縄なら避けられない話だなあ」「お父さんとお母さんの抱えてる過去が気になる」「優子さんの分け与える精神は戦争の傷から?」などの声が続々と上がっていた。

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