四畳半タイムマシンブルース:アジカンが主題歌担当 「四畳半神話大系」に続き再タッグ 特報も

「四畳半タイムマシンブルース」の特報の一場面(C)2022 森見登美彦・上田誠・KADOKAWA/「四畳半タイムマシンブルース」製作委員会
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「四畳半タイムマシンブルース」の特報の一場面(C)2022 森見登美彦・上田誠・KADOKAWA/「四畳半タイムマシンブルース」製作委員会

 「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」などで知られる森見登美彦さんの小説が原作のアニメ「四畳半タイムマシンブルース」で、バンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)」が主題歌「出町柳パラレルユニバース」を担当することが6月2日、分かった。同作は、アジカンがアニメのオープニングテーマ「迷子犬と雨のビート」を担当した「四畳半神話大系」の続編的作品で、再び森見さんの小説が原作のアニメに参加することになった。特報もYouTubeで公開され、主題歌がお披露目された。

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 アジカンは、森見さんの小説が原作の劇場版アニメ「夜は短し歩けよ乙女」でも主題歌「荒野を歩け」を担当しており、メンバーの後藤正文さんは、「中村佑介がキャラクターデザインを手がける森見作品に再度参加できたことを光栄に思います。『迷子犬と雨のビート』『荒野を歩け』とのつながりも考えつつ、僕たちが過ごした青春時代と、作品の中の彼らの青春が平行に隔たったままどこかでつながりを持つような、そんな世界線を想像しながら曲を書きました」と話している。

 特報では、「私」のナレーションが流れる中、物語の導入で起こるある事件が描かれ、タイムマシンが登場した。「私」と小津がもめるシーンや、25年後の未来からやってきた男子学生・田村が登場する場面も描かれている。「夜は短し歩けよ乙女」などの大島ミチルさんが音楽を担当することも発表された。

 「四畳半タイムマシンブルース」は、「四畳半神話大系」と実写化もされたヨーロッパ企画の上田誠さんの戯曲「サマータイムマシン・ブルース」の“悪魔的融合”によって生まれた小説。「私」の元に25年後の未来からタイムマシンに乗ってやってきたという男子学生・田村が現れる……というストーリー。タイムマシンで昨日に戻って、壊れる前のエアコンのリモコンを持ってこようとしたり、悪友の小津たちがタイムマシンで勝手気ままに昨日を改変、過去を書き換えたりするなどタイムマシンを無駄遣いすることになる。

 アニメは、「四畳半神話大系」などに参加し、「ワンパンマン」「Sonny Boy」などを手がけた夏目真悟さんが監督を務め、上田さんが脚本、中村さんがキャラクター原案を担当。「夜は短し歩けよ乙女」「映像研には手を出すな!」などのサイエンスSARUが制作する。「四畳半神話大系」と同じく浅沼晋太郎さんが「私」を演じるほか、坂本真綾さん、吉野裕行さん、諏訪部順一さんらが声優として出演する。9月30日から3週間限定で劇場公開される。2022年に配信サービス「Disney+」でも配信される。

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