女優の土屋太鳳さん、俳優の松下洸平さんがこのほど、連続ドラマ「やんごとなき一族」（フジテレビ系、木曜午後10時）のクランクアップを同時に迎えた。主人公の深山佐都を演じた土屋さんは「ドラマの中ではスムージーをかけられたり、土下座をしたり、赤ちゃんを産んだり、まるでジェットコースターのような気持ちで、こんな感覚は初めて」と振り返った。

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　最後に撮影されたのは、佐都、夫の健太（松下さん）、佐都の母・良恵（石野真子さん）の三人のシーン。

　花束を受け取った松下さんは「『どんな健太にしようかな？』『どんな作品になるんだろう？』と一人で考えていたのですが、一人で考えても答えが出ず、現場に入って共演者の皆さんやスタッフの皆さんと話し合っていくことでしか『役』というものは作れないんだと改めて感じました。皆さんの力があってこその健太だったと思います。本当にありがとうございました！」とコメントした。

　土屋さんは「（撮影期間の）4カ月間、その前の準備も含めて、本当に本当にお疲れ様でした！　そして、私が佐都らしくいられたのは健太さんのおかげなので、感謝しています」と話した。

　先に撮影を終えた尾上松也さん、松本若菜さん、渡邊圭祐さん、松本妃代さん、馬場ふみかさんがサプライズで駆けつけた。土屋さんは「（共演者の）皆さんが、愛情をちりばめたお芝居をしてくださったおかげで、たくさんの方にこの作品を見ていただけたのかなと思います。皆さん、本当にありがとうございました！」と笑顔を見せた。

　原作はマンガ誌「Kiss」（講談社）で連載中のこやまゆかりさんの同名マンガ。庶民の家庭から上流社会の一族に嫁いだ主人公・佐都の姿を描く“アフター・シンデレラ・ストーリー”。

　「やんごとなき一族」最終回は、30日午後10時から放送される。