家庭教師のトラコ:美村里江が新聞社で働く母に 一人娘の有名私立小合格へ躍起

連続ドラマ「家庭教師のトラコ」で中村真希を演じる美村里江さん=日本テレビ提供
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連続ドラマ「家庭教師のトラコ」で中村真希を演じる美村里江さん=日本テレビ提供

 女優の橋本愛さん主演の連続ドラマ「家庭教師のトラコ」(日本テレビ系、水曜午後10時)が7月20日に始まる。「家政婦のミタ」「35歳の少女」などの話題作を生み出した脚本家の遊川和彦さんとプロデューサーの大平太さんが再びタッグを組んだヒューマンドラマ。それぞれ問題を抱えた3家庭を、謎の家庭教師・根津寅子(橋本さん、通称トラコ)が救う物語だ。

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 ここでは、美村里江さんが演じる中村真希を紹介する。

 ◇目先のことより将来ばかり心配

 36歳の真希は明治大卒で、金融業界新聞の記者。6歳の一人娘知恵(加藤柚凪ちゃん)を、有名私立小に合格させようと躍起になっている。心配性で何でも蓄えるクセがあり、目先のことより将来の心配ばかりしている。

 新聞社の上司にもかみつく正義感の持ち主。自分が家庭を支えていると思っている。中村家は、同じような建て売りのペンシルハウスの一つに暮らす中流家庭。

 ◇初回ストーリー

 新聞記者の真希は、一人娘の知恵の将来を案じ、何とかして有名私立小に合格させようと躍起。おもちゃメーカーに勤める夫朔太郎(細田善彦さん)の非協力的な態度にイライラを募らせていると、「どんな志望校も合格率100%! しかも授業料はそちらが決める!」とのメールが届く。

 送信元は伝説の家庭教師・トラコ。高卒のトラコは、コスプレが趣味で無愛想。保護者とのやり取りは東大出身の秘書・福田福多(中村蒼さん)に任せ切りだが、どんな生徒も必ず第1志望に合格させる。

 トラコに教えてもらうには「教育方針には口を出さない」「授業中は部屋をのぞかない」「授業日はお宅に泊めていただきます」という3条件がある。真希はいぶかしがりながらも契約する。

 同じ頃、息子を東大に合格させたい上原里美(鈴木保奈美さん)、中学受験を控えた息子を女手一つで育てる定食店店主・下山智代(板谷由夏さん)もトラコと契約していた。

 迎えた授業初日、トラコは映画「メリー・ポピンズ」の主人公のような姿で真希宅へ。真希から授業料1万円を受け取り、知恵と2人切りになったトラコは「あなたは何を知りたいの?」と尋ねる。「何で知恵はお受験しなきゃいけないの?」と答える知恵に、トラコは「知恵ちゃんにとって幸せとは何かを考えてみましょう。この1万円を使って」と、授業料の1万円札を知恵に渡す。2人が何をしているのか気になる真希に、知恵は「口出しはしない!」とトラコのまねではぐらかす。

 その夜、中村家に泊まったトラコは、食費の無駄を真希に厳しく指摘して……。

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