杉野遥亮:「ユニコーンに乗って」須崎は「毎回手探りです」 技術系のセリフに苦戦も

連続ドラマ「ユニコーンに乗って」に出演する俳優の杉野遥亮さん(C)TBS
1 / 3
連続ドラマ「ユニコーンに乗って」に出演する俳優の杉野遥亮さん(C)TBS

 連続ドラマ「ユニコーンに乗って」(TBS系、火曜午後10時)に出演している俳優の杉野遥亮さん。ドラマは、仕事と恋に奮闘しながら、夢に向かって真っすぐ生きる主人公・成川佐奈(永野芽郁さん)たちの成長を描くオリジナル作品。佐奈に長年思いを寄せつつ、告白できないでいるビジネスパートナー・須崎功を演じる杉野さんは、「仕事をする中で、佐奈に対しての感情をどこまで出すのかが難しい。毎回手探りです」と話す。杉野さんに撮影現場で感じたことを聞いた。

ウナギノボリ

 ◇

 ドラマは、「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」「NightDoctor(ナイト・ドクター)」(共にフジテレビ系)などの大北はるかさんのオリジナル作。自ら起業した教育系スタートアップ企業「ドリームポニー」のCEOを26歳の若さで務める成川佐奈のもとに、ある日突然、会社の雰囲気とは全く異なるおじさんサラリーマン・小鳥智志(西島秀俊さん)が転職してきたことで、佐奈の仕事や恋の環境が一変して……というストーリー。

 杉野さん演じる須崎は、佐奈、栗木次郎(前原滉さん)とともに「ドリームポニー」を起業した創業メンバーで、CTO(技術責任者)を務めている。大手不動産グループの一人息子だが、起業の道を選び、家族とは疎遠状態で……という役どころだ。

 ドラマが放送されると、須崎の爽やかさや、優しい笑顔が話題を呼んだ杉野さん。今作では、カタカナのセリフが多く、苦戦することもあるといい、「アプリの技術系の話になると、頭に入りづらいのでしっかり反復します。相手の言っていることの意味を理解していないとセリフを言えないので、集中しています」と明かした。

 取材が行われた日には、“天才エンジニア”森本海斗役の坂東龍汰さんとセリフ合わせをする場面があった杉野さん。「ちゃんと役になっていないと、言葉が出てこないんです。そこはしっかりなじませないといけないので、お付き合いしてもらいました」と話す。

 ドラマが始まる前には、実際にスタートアップ企業で働く人に取材をする時間があったといい、「メンバー内での意見のやりとりの仕方や、恋愛、人間関係など、取材でうかがったことが(脚本に)組み込まれていると思います」と明かす。

 ◇

 佐奈とは、仕事以外のことも何でも気軽に話せるビジネスパートナーという関係性だが、告白はできないでいる須崎。佐奈への恋心をどの程度出していくのか、繊細に演じないといけないと考えている。「須崎の立場的に一線を引く、じゃないですけど、しっかりしておかないと、と思っています」

 また、「須崎は、小鳥さんが現れることですごく成長したり、変化が起こっていく人。これから伸びていく人なので撮影していて楽しいです」と続ける。

 今作の撮影を通し、「自分の中で『つかめたらいいな』というものが、ちょっとずつつかめている」という感覚があるという杉野さん。「たとえば、(オンオフの)スイッチの切り替えなど、自分の中で成長しているなと感じています」と手応えも語っていた。

 7月19日放送の第3話は、佐奈と須崎の出会いからこれまでが描かれる。「佐奈のことをどう見ているのか?という回です。須崎のバックボーンも描かれて、この先少しずつ切なさ、すれ違いの深さも増していくと思う。そういったことも一緒に楽しんでいただけたら」と呼びかけた。

写真を見る全 3 枚

テレビ 最新記事