ちむどんどん:「お前何様だ?」 和彦を叱る田良島に視聴者スッキリ 沖縄戦「かなりディープに切り込んできた」

NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」第72回の一場面(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」第72回の一場面(C)NHK

 黒島結菜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」(総合、月~土曜午前8時ほか)第72回が7月19日に放送され、田良島(山中崇さん)が部下の和彦(宮沢氷魚さん)を叱責するシーンに、視聴者から称賛の声が上がった。

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 同回では和彦が、沖縄戦の遺骨や遺品を収集する嘉手刈(かでかる、津嘉山正種さん)のもとを訪ねるが、一度は取材を断られる。和彦は東京の会社に連絡し、上司の田良島に現状を報告。「でも、必ず聞き出しますよ!」と力を込める。

 田良島はすぐさま「聞き出すとか、お前何様だ?」と怒り、「なぜ、見ず知らずのお前なんかに話したくもない話をしなくちゃならないのか、よく考えてみろ」と言う。そして、20年前に自身が嘉手刈を取材したことを明かし「あの記事が世の中に出たことで、嘉手刈さんにはとんだ迷惑をかけちまった……」と後悔の念を引きずっていることを伝えた。

 襟を正した和彦は、嘉手刈の家を訪れ、沖縄への思いをぶつける。そして、田良島が悔やんでいることも伝えた。すると、嘉手刈は重い口を開き、田良島の取材を受けて記事が出たことで、戦争を思い出したくない人や、米国人と商売する人たちから文句を言われた経験があると漏らす。

 嘉手刈はその上で、和彦に「(戦争を)なんとか伝えなくちゃいかん。どうやったら正しく伝えられるか分からんけど、もしあんたが考えてくれるというなら、わしは何でも話すよ」と話す。和彦は「一生かけて考えます!」と頭を下げた。

 SNSでは田良島の叱責シーンに「田良島さんが『お前 何様だ?』って言ってくれてスッとした」「さすが田良島様」「マスコミの先輩が言うのいいっすね。自分たちのエゴをちゃんと自覚してる」「和彦に響けー!」といったコメントが並んだ。

 また「沖縄戦にかなりディープに切り込んできた感じがする」「今週からの話がこのドラマの本題かもしれない」といったコメントも上がっていた。

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